ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。
by yumikov
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ベルリナーのエコロジカル・フットプリント
この世界地図を見てください。なんだかゆがんだように見えませんか?アフリカ大陸はずいぶんと縮んでいるし、日本もかなり太っちょになっています。これは2003年時点の各国のエコロジカル・フットプリントによって示した地図なのです。 (出展:WWF、『生きている地球レポート2006年版』)
エコロジカル・フットプリントとは、私たち人間の生活が地球へどの程度影響を与えているかを目に見えるようにするための指標で、どの地域に住んでいる人(一人あたり)がどれくらい自然環境に依存して生活しているか、衣食住のためにどれくらいの地球の資源を使い廃棄物やCO2を生み出しているかを、占有している土地のヘクタールで表したものです。
日本人一人当たりのエコロジカル・フットプリントは2003年時点で4.4ヘクタールです。(WWF、『生きている地球レポート2006年版』)
これから何がわかるかというと、たとえば地球全体の人が日本人と同じ暮らし方をしたら地球がいくつ必要かが見えてきます。2003年時点でのデータによると、地球が2.5個必要となります。つまり地球が足りないのです。世界の人口増加や公平な分配そして地球の限界を考えると、日本人のような生活が今のまま続けられないことを意味しています。
こちらの大きな足はベルリナーのÖfiくん。データが1998年と古いですが、当時のベルリナーのエコロジカル・フットプリントも4.4ヘクタールでした。ベルリン市民の生活にはベルリン168個分の敷地が必要ということになります。ドイツ平均はやや下回りますが、ベルリン市民生活での環境負荷が日本とほぼ同じということがわかります。平均を下回る理由のひとつには、やはり旧東ベルリン地域が含まれることがあります。また、今ベルリンに住んでいて車の多さに辟易してますが、これでも市民一人当たりの車所有はフランクフルトやケルン、ミュンヘン、ケルンなど他の大都市と比べて明らかに少ないとのこと。ちなみに2003年時点のドイツ人のエコロジカル・フットプリントは2003年時点で4.5ヘクタールです。
アジェンダ21ベルリンのウェブサイトでは、ベルリン市民のエコロジカル・フットプリントのデータの説明や計算方法、そしてこの太っちょなÖfiくんがどうやってフィットネスしてダイエットしていくかの対策(例、バイエルンから来る牛乳よりブランデンブルクの牛乳を買おう!エコドライブをしよう!暖房を効率的に使おう!など)が紹介されています。
はてさて、テレビ塔を見下ろしているÖfiくん、少しはダイエットできたのでしょうか?それともさらに太ってしまったのでしょうか?
エコロジカル・フットプリントとは、私たち人間の生活が地球へどの程度影響を与えているかを目に見えるようにするための指標で、どの地域に住んでいる人(一人あたり)がどれくらい自然環境に依存して生活しているか、衣食住のためにどれくらいの地球の資源を使い廃棄物やCO2を生み出しているかを、占有している土地のヘクタールで表したものです。
日本人一人当たりのエコロジカル・フットプリントは2003年時点で4.4ヘクタールです。(WWF、『生きている地球レポート2006年版』)
これから何がわかるかというと、たとえば地球全体の人が日本人と同じ暮らし方をしたら地球がいくつ必要かが見えてきます。2003年時点でのデータによると、地球が2.5個必要となります。つまり地球が足りないのです。世界の人口増加や公平な分配そして地球の限界を考えると、日本人のような生活が今のまま続けられないことを意味しています。
こちらの大きな足はベルリナーのÖfiくん。データが1998年と古いですが、当時のベルリナーのエコロジカル・フットプリントも4.4ヘクタールでした。ベルリン市民の生活にはベルリン168個分の敷地が必要ということになります。ドイツ平均はやや下回りますが、ベルリン市民生活での環境負荷が日本とほぼ同じということがわかります。平均を下回る理由のひとつには、やはり旧東ベルリン地域が含まれることがあります。また、今ベルリンに住んでいて車の多さに辟易してますが、これでも市民一人当たりの車所有はフランクフルトやケルン、ミュンヘン、ケルンなど他の大都市と比べて明らかに少ないとのこと。ちなみに2003年時点のドイツ人のエコロジカル・フットプリントは2003年時点で4.5ヘクタールです。
アジェンダ21ベルリンのウェブサイトでは、ベルリン市民のエコロジカル・フットプリントのデータの説明や計算方法、そしてこの太っちょなÖfiくんがどうやってフィットネスしてダイエットしていくかの対策(例、バイエルンから来る牛乳よりブランデンブルクの牛乳を買おう!エコドライブをしよう!暖房を効率的に使おう!など)が紹介されています。
はてさて、テレビ塔を見下ろしているÖfiくん、少しはダイエットできたのでしょうか?それともさらに太ってしまったのでしょうか?
by yumikov
| 2008-09-21 20:27
| 環境のこと
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月刊環境情報紙グローバルネットにて”ベルリン発サステナブルライフ考”連載中。(2010年5月号〜)
NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)のドイツ地域レポーターをやっています。
ご意見・感想、叱咤激励もお気軽に。
email: yumikov (at) excite.co.jp
写真・記事等、転載ご希望の際はご一報ください。copyright©2007 yumikov all rights reserved.
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