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ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。


by yumikov

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夢がかたちに

ここ数年取り組んできたことのひとつがやっとかたちになった。
夢がかたちに_f0157115_137354.jpg
ドイツ環境教育教本―環境を守るための宝箱
ティルマン・ラングナー(著) 染谷 有美子(訳)
緑風出版 ¥2,940(税込)


この本に出会ったときにはこんなものが出ているんだ!とドキドキしてページをめくり、著者に会ってからはこの本を日本に紹介したいという想いが強くなった。恐る恐る出版社に企画を持ち込んで、採用の暁には言いようのないくらい頭がカーッとした。

そこから早3年。ようやくかたちになった。
今の心境は、嬉しいというより苦笑い。

走るなら絶対に長距離派の私だけれど、今回はとにもかくにも長期戦。
学業と他の仕事をしながら翻訳にあたり、そうこうするうちに妊娠。訳出を終えたと思ったら、著者から加筆修正の希望が出て、乳児を抱えてコツコツとその反映作業ーー。

翻訳という仕事をあらためて見つめる機会にもなった。
監訳者なしで全部ひとりでやったのは初めてだった。版権についてや著者とのコンタクトも自分でやった。手探りのことも多かった。翻訳ってその言葉がわかれば誰にでもできると誤解されがちだけれど、ほんとはもっと繊細で、地味で、根気と執着(笑)が必要なもの。2000年から1年半、翻訳学校に通った。翻訳という作業だけでなく、翻訳にまつわるエトセトラを学んでおいてよかったとつくづく思った。

翻訳といえば、先日エダヒロさんの環境メールニュースを読んで、なんだか妙に納得してしまった。彼女がツイッターへの書き込みをやめたのは、「表現することへの内圧を下げちゃう」ということからだそう。あらためて彼女は翻訳者だなと思った。最近は色々な分野で活躍されているけど、発想がことばを操る人間だなぁと再確認。(余談だけれど、枝廣淳子さんの思考はなんでも深く掘り下げていってもいつもポジティブ!なんでだろ?)

反省も多いけれど、今回の仕事でひとつのフェーズを越えました。
次にかかります!
by yumikov | 2010-02-17 01:30 | 環境のこと

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月刊環境情報紙グローバルネットにて”ベルリン発サステナブルライフ考”連載中。(2010年5月号〜)

NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)のドイツ地域レポーターをやっています。

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