ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。


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低所得者は省エネで節約を?

BUNDベルリンが今年になって、低所得者向けにエネルギーチェックのプロジェクトを開始しました。
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べルリナー・エネルギーチェック


年金生活者や学生そして移民など、お財布にゆとりがなく、高騰しつづけるエネルギー料金の打撃をまともに受けるひとたちを対象に、家庭での電気やガス、水道、暖房などの使い方の省エネコンサルティングをして家計を節約してもらおうというのが趣旨です。

希望すれば、エネルギーチェックにコンサルタントが無料で訪問してくれます。地域の福祉団体や移民団体、住宅会社、教育施設などの協力により、似たような境遇の方が派遣されるそう。
しかもスターターキットとして省エネランプと温度計と省エネタップがもらえるという特典付き!期間は2009年末まで。

ウェブサイトにはなんと「ベルリナーの家計を占めるエネルギーコストの平均して半分は、節減できる可能性を秘めている」「最高年間1000ユーロ」とあります。
うちでもやってもらおうかな。結構がんばっているので、どこにまだ減らす余地があるのかを知りたいです。

このプロジェクトのもうひとつユニークなところは、省エネコーチというコンサルタントの研修もしてくれるところ。省エネ家庭を増やそうというだけでなく、そのノウハウを持つ人材をも育成しようというのです。

それにしても州政府(健康・環境・消費者保護庁)の助成でこんなプロジェクトができるあたり、やっぱりドイツはすごい。
低所得者対策という視点もおもしろい。
けど、本当に省エネの余地があるのは裕福な人々だったりします。「別にたいしてお金がかかるわけじゃないし・・・」と便利さを優先してしまいがちですからね。そういう人たちには、お財布のゆとりだけでなく、未来の人々のエネルギーや資源についても考えをめぐらせる心のゆとりもぜひ持ってほしいものです。
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by yumikov | 2009-04-14 21:45 | 環境のこと

ドイツ初!トルコ人環境保護グループ"Yesil Cember"

ベルリンの地方紙Berliner Morgenpostの週末版がこのところ無料配布されているのですが、たまに面白い記事があります。こないだの号をぱらぱらっとめくると、トルコ語が母国語の人たちの環境グループの設立者のインタビューがあったので、皆さんにもご紹介したくなりました。

"Yesil Cember (緑のサークル)"は、2006年12月にBUND Berlin支部に設立されました。彼らは定期的に会合を持ち、トルコ語のインフォーメーションをウェブサイトやブックレットを作成したり、トルコ語で講演をしたりしています。

現在でこそメンバー数は40名までに増えていますが、設立当初はなかなか大変だったようです。トルコ移民の両親を持つベルリン生まれの女性Gülcan Nitschさんが、2005年にBUNDの門をたたいて「こういう活動をしたい!」と思いを語って、当初ひとりで奔走した様子がインタビューにありました。

彼らの活動テーマは、省エネルギーや健康によい食べ物、ごみの分別といった生活に身近なところですが、異なる文化からやってきた彼らにとってはドイツで生活する上できっと教えられなくてはわからない情報です(日本人もそうなんですけど・・・)。特にトルコ移民が多く住む街クロイツベルク地区ではなおさらのことでしょう。ことばの問題については以前クロイツベルクの小学校でも聞きました。

f0157115_3425346.jpgブックレットをぱらぱらとめくってみましたが、とても詳しく書かれているし、イラストもトルコ風!?でよくできています。(このポスターのイラストもドイツ的ではないですよね?→)以前、ブラジル移民の多い群馬県太田市では行政がブラジル人向けにこうした講座を開いているというのをニュースで見たことがありますが、やっぱり母国語で書かれたものなら読む気になるんでしょうね。

10月25日にはクロイツベルクで年に1度のトルコ環境デーという催しもあったようです。今後は„Plastik – Nein danke!(レジ袋は要りません)“キャンペーンを展開していくとのこと。ベルリンならではの彼らのこれからの活動に注目!
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by yumikov | 2008-11-03 03:51 | 環境のこと

ベルリンコーヒーが「ESDの10年」のオフィシャルプロジェクトに

以前の投稿「ベルリンブレンド? 首都コーヒー?」でご紹介した、ベルリンのオーガニック&フェアトレードのコーヒー豆ですが、先月9月19日にドイツ・ユネスコ委員会から「持続可能な発展のための教育の10年」のオフィシャルプロジェクトに認定されました。

ドイツにおけるESDの10年のポータルサイト

このベルリンコーヒーのプロジェクトですが、フェアなランチボックスを作ってベルリン議会に届けたり、Treptow-Köpenick地域のローカルアジェンダ21の会議の場で紹介されたり、企業のCSRとして学生が訪問したり、子どもたちを対象にフェアトレードのお話をしたりと、精力的にPRを行っているようです。

私自身は近所のエスプレッソ専門店の豆に浮気をしたり、今はカフェインを控えているのであまり飲んでないのですが、ベルリンにお住まいの皆さん、コーヒー飲むなら一度お試しあれ!Weltladenやbioのお店以外に、Kaiser’sでも扱っています。ベルリン土産にもどうぞ。
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by yumikov | 2008-10-30 01:29 | 環境のこと

100万人のキャンドルナイト in Berlin

明日は夏至ですね。
昨日までいたスウェーデンでは夏至は盛大にお祝いするそうですが、ドイツでは特に祝日だったり、お祝いする日ではありません。

夏至を明日に控えた今晩、なんとベルリンでキャンドルナイトが行なわれるそうです。
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ベルリン在住のsaoriさんの企画によるもの。スバラシイです!
ベルリンにお住まいの方々、BBQもするそうですし、ろうそくを持って足を運んではいかがですか?

Candle Night in BERLIN

日時:2008年6月20日(金)21時~
場所:クロイツベルク GörlitzerPark(真ん中の大きな穴のなか)
最寄り駅:U1 GörlitzerBahnhof

詳しくはsaoriさんのブログ「うたかたの日々」をご覧ください。
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by yumikov | 2008-06-21 01:24 | 環境のこと

若手審の最終報告書を読もう

以前ご紹介した若手審の最終報告書が出ました。

今ざっと読んだところですが、中間報告書に対するパブコメで出した意見を採用してもらった箇所もあり、税制のグリーン化など中間報告書ではまだまとまっていなかった日本の戦略の部分もおもしろかったです。

「CO2 排出に価格を付ける仕組み」
「消費や投資による温暖化への影響が見える仕組み」
「低炭素ビジネス等への投資」など、
タイムリーな話題を含めて個人消費者に対してもわかりやすい説明と提案が書かれています。

枝廣淳子さんの昨日のEnviro-Newsでも紹介されていましたが、この最終報告書を日本の少しでも多くの方に読んでいただきたいと思います。要約版もあるし、第3章の「日本の役割、戦略、政策」では自分にできることが必ず見つかること間違いなし!

ダウンロードはこちらから。
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by yumikov | 2008-06-04 20:12 | 環境のこと

アウトバーン経由、ペダルをこいで環境フェスティバルへ

6月1日は年に一度のベルリンの環境フェスティバルの日。
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ベルリン版アースデーといった感じで、ベルリン最大の環境のお祭りといえばこのUmweltfestivalです。(※ドイツではアースデーはあまり盛んに行なわれていないようです。)

このフェスティバルは、コルヴィッツ広場のエコマーケットや校庭の緑化コンテストなどをオーガナイズしているGRÜNE LIGAという環境団体のネットワークが主催。メインステージではライブあり、ボンの生物多様性会議の結果やモビリティについてのトークあり、エコビールやオーガニック料理のブースには人がたくさん。
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ハーブや野菜などオーガニック農産物の販売や、こどもが遊びながら自然や環境のことなどが学べるブース、環境政党の政治家のQ&Aコーナー(写真は緑の党。「ICE(ドイツの高速鉄道)にも自転車を持ち込めるようにしよう!」)。
穀物の種クイズは難しかった!どれが大麦でどれがキビなのか・・・。食べているものなのにわからないことは多いです。
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天然ガス車のPRに、ドイツ鉄道のカーシェアリングやシティ・バイクレンタル。ドイツ鉄道のサービスも思ったよりも高くないようです。
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ドイツ環境自然保護連盟(BUND)が「自転車で買い物へ行こう」キャンペーンとして、自転車の後ろにひっかける牽引カートを無料貸し出し(お試し用)しているのは初めて知りました。ケースで飲み物を買ったり、重たいものを運ぶときにすごく便利なんですよね、これ。

f0157115_5161152.gif今年のフェスティバルのモットーは「Vielfalt belebt 多様性で活き活きと」でしたが、Sternfahrt(星形走行)という☆状に各地からフェスティバル会場に自転車で集まるアクションも同時開催されていたからか、モビリティ関連のブースもたくさんあり、自転車旅行の地図などなどユニークなものがたくさんありました。
ベルリン市都市開発課はベルリンを自転車の街に!という意向ですが、自転車道への駐車もひどいし道のりはまだ遠いですね。

中央駅などから無料のVelo Taxi(自転車タクシー)も出ていましたが、こういうアクションで会場へ誘致するのもいいアイディア。ニュースによれば、数万人がSternfahrtに参加。なんとアウトバーン(高速道路)でも車を止めちゃって自転車走行できたそう!私もに参加するつもりで家を出たのが、合流地点にちょっと遅れて見失い、無念。。。

ベルリンに来てから今日で丸1年。早いものです。
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by yumikov | 2008-06-02 04:27 | 環境のこと

ボブ・ディラン×マーク・エドワーズ 『Hard rain』

Planet Diversityのある晩に上映されたスライドショー。
ボブ・ディランの曲『A Hard Rain's A-Gonna Fall』にマーク・エドワーズという写真家が40年かけて写真をつけたものだそうです。

森林伐採、砂漠、開発、貧困――。世界中の人間と自然の映像そして音楽に魂を揺さぶられました。
あの場でたくさんの国の人たちと分かち合えてよかった。
だから、少しでも多くの人に見てほしいと思います。

言葉を介さなくてもいい。音楽にも写真にも人を動かす力がある。
魂が込められてさえいれば。

Hard rain project

日本語ではこちらに少し紹介されています。

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by yumikov | 2008-05-21 23:34 | 環境のこと

バイオ燃料が飢餓を生む

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写真は、クラインガルテンを一緒にやっているダニーが持ってきたランチョンマット。ナイフの代わりに給油用の取っ手(なんという名前?)が並べられ、お皿の上のとうもろこしには真っ黒なガソリンがどろっとかかっています。「バイオ燃料ブームが途上国の飢餓が深刻化させている」ことをアピールしているのです。

厚紙でできたこのランチョンマットの裏面には、詳しい説明とガブリエル環境大臣宛てのはがきになっています。これは南北問題に取り組むINKOTAネットワークというNGOが行っているキャンペーンで、ガソリンへのバイオ燃料の強制混合をやめることを要請し、バイオ燃料が気候変動対策としては役に立たないことをアピールしています。

ドイツ政府は先月、ガソリンへのバイオエタノール混合率を強制的に10パーセントに引き上げる計画E10の導入を中止すると発表しましたが、バイオ燃料戦略自体はまだ残っています。(「ドイツ発、輸送用バイオ燃料」のブログで詳しい情報が得られます)

このINKOTAネットワークも生物多様性会議の会議場の前でデモをしていました。
「アグロ燃料(バイオ燃料)という狂気の沙汰を止めるための非常ブレーキをひいてください。」

今日のPlanet Diversityでも、インドネシアやバングラデシュ、タンザニアなど各国の農家の方から報告がありましたが、口に上がるのは緑の革命モンサント社、そしてバイオ燃料のことです。
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”Biosprit macht Hunger バイオ燃料が飢餓を生む ”


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by yumikov | 2008-05-15 00:49 | 環境のこと

生物多様性についてのデモとフェスティバル@ボン

昨日早朝よりボンに来ています。
既にこのブログで何回か書きましたが、生物多様性についての会議に合わせて行われる食と農業の未来について話し合うPlanet Diversityという集まりに参加するためです。

f0157115_0111194.jpgボンはベルリンからはなかなか遠いのですが、BUNDjugend(FoEドイツ青年部)が月曜のデモに合わせてバスを走らせるというので、一緒に乗ってきました。こうして「野菜出荷トラック」という企画のデモツアー参加用バスで日曜の深夜にベルリンを出て、朝到着。(右写真は、トマトやにんじんなど野菜になったFoEドイツ青年部のメンバー)



デモというと日本ではどうしても「過激なひとたちの集まり」のように見られてしまいますが、こちらでは「市民の意思表示のあたりまえの表現方法」です。
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デモの前後にはステージで音楽などプログラムがあり、世界各地から集まった遺伝子組み換え作物反対の団体や、オーガニック食材や衣類品のお店が出ていて、本当に楽しいお祭りでした。
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ヨーロッパのFoEが結集!


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by yumikov | 2008-05-14 00:18

ことばで伝えるということ、定義すること

来週いよいよ、食と農業の未来を話し合うNGOの会合Planet Diversityがボンで始まります!フライヤーのボランティア翻訳を引き受けていたところ、ウェブサイトに協力者として名前を記載してくれました。NGOの仕事にはボランティアさんがつきもの。彼らの労をどうやってねぎらうかはそのNGOの力量次第。彼らの気配りとコーディネート能力には頭が下がりました。
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訳した日本語のフライヤーはこちらでダウンロードできるので、どんな集まりなのかぜひ見てみてください!

先月は、会員になっている翻訳者ネットワークのコンテストにトライしたり、仕事や勉強以外でもことばと多く向き合っていました。
翻訳という作業は面白くも、実に難しい。特に、環境分野の原書を読み出してからは訳書がかえって読みにくく感じられて、これから翻訳に少なからず関わっていく身としては、本当に丁寧に、書き手の意図を汲んでそれを壊さぬよう、しかも読み手がよくイメージを再構築できるように引き渡さなければいけないなぁと思っています。

大学のほうでも、「持続可能性(サステナビリティ)とは・・・」「公平性とは・・・」「プロジェクトマネジメントとは・・・」、定義づけることがとっても重要で、すべては言葉の説明から。「定義できる=正しく理解している、きちんと身についた」と言ってよいほど。

最初は「ドイツ人ってどうしてなんでもかんでも定義づけたがるんだろう?」と思っていましたが(笑)、Japan for Sustainabilityの枝廣淳子さんが持続可能性の定義について同じようなことを書かれているのを先日読んで、やはりそうかと納得しました。

日本人は概してそういった「定義づけ」というものは苦手というか、「あ、うん」の呼吸とか「行間を読む」ことが重んじられているから「エコってなんか大事だよね」となったりしているように思います。

私も心の中では、「言葉なしでも伝わったらいいのに」「自分にとってあたりまえのことが何故あたりまえでない社会なのだろう」と思ったりしますが、これだけひとつの社会で生きる人間が増えて、しかも地球規模でいろんな文化を持つ人、いろんな暮らし方の人どうしが関わるようになっては、何を社会で大切にするかを決めて言葉で定義するのも必要なことなのでしょう。

通訳や翻訳を通じて環境問題に取り組む枝廣淳子さんや、ドイツ語翻訳を中心に平和問題などに取り組む池田香代子さんは、ことばを通じて問題に立ち向かう人として私の目標です。
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by yumikov | 2008-05-09 19:18 | 環境のこと

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