ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。


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自転車発電で観る映画

ベルリン国際映画祭ベルリナーレは先週20日に幕を閉じましたが、今日はちょっと変わった映画上映のお話。その名もFahrradkino(自転車映画館)。

映画をみるために必要な電力を自転車発電でまかなおうという作戦です。
フィットネスセンターじゃなくて映画館においで〜、とグリーンピースベルリンが企画して、昨日と今日と、フリードリヒスハインにあるクラブLoveliteで行われました。13台の自転車を26本の足でこぎながら映画を観る様子を私は見てみたかった!

ちなみにこの企画はブリティッシュ・カウンシルの後援で行われたそう。さすがは温暖化対策に力を入れているイギリス。
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by yumikov | 2010-02-24 06:09 | 環境のこと

グリーンピースの船&グリーン電力へ乗換えパーティー

この週末はドイツの11月には滅多にみられぬ秋晴れでした。

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© Christoph Piecha/Greenpeace

土曜日までGreenpeaceの船 Beluga IIがベルリンに立ち寄っているとのことでちょこっと見てきました。フリードリヒシュトラーセ駅からすぐのシュプレー川に停泊中。 来月7日からいよいよ始まる気候変動会議(COP15)についての情報公開やアクションへの呼びかけを行っていました。Beluga IIはベルリンをあとにし、コペンハーゲンへ向かいます。

夜には"グリーン電力切替え&不用品交換パーティー"なるものに招待されていました。招待状には電気料金の請求書と不用品を持ってきてね!とあります。

こうしたグリーン電力普及のためのパーティーというのは、ベルリンでは結構開かれています。なんかおもしろそうなパーティーに行ってみると、スタッフが実際の使用状況に合わせておすすめのグリーン電力サービスを紹介してくれ、その場で契約までできる。グリーン電力の良さだけでの勝負ではなく、好奇心旺盛な若者がターゲットですね。

うちは既にlichtblickのグリーン電力を買っていますが、今回は友人主催だったので見直しを兼ねて行ってみたかったのですが、ばたばたして行けませんでした。日本では知人の丹羽順子さんがxChangeという古着の交換会を広めているけれど、このパーティーはどんな雰囲気だったんだろう?

ベルリンの秋はほんとうに短く、あともう少しでアドヴェントに入るとあっという間に街はクリスマス一色になります。クラインガルテンに行くのもあと何度だろう。
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by yumikov | 2009-11-17 00:13 | 環境のこと

脱原発を揺すぶらないで!

ドイツ総選挙の結果はCDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)とFDP(自由民主党)による黒黄政権。周囲のみんなは一様にがっかりしています。

なにかというと・・・

一番気になるのが、2000年に90年連合・ドイツ緑の党(BÜNDNIS90/DIE GRÜNEN)と社会民主党(SPD)の赤緑政権下で決定された原発の廃止が覆され、原発稼働が延長されるという懸念。

9月5日にベルリンに5万人もの市民を集めたデモはなんだったのでしょう?(カレンダーを見間違って参加できなかったけれど。。。)
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でも、納得いかないことは主張するのがドイツ市民です!
私のもとに先ほど届いた1通のメール。
連立政権の各党首宛ての手紙アクションへのお誘いです。
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脱原発を揺すぶらないで!

親愛なるメルケルさま、ゼーホーファーさま、ヴェスターヴェレさま

CDU、CSU、FDPは、原子力エネルギーへの彼らのポジションにもかかわらず総選挙で勝利をおさめました。最新のアンケートによれば、市民の過半数以上が原発の稼働延長を認めないとしています。

ここ30年以上もの間、原発をめぐっての論争が、国を揺さぶり大きく分裂させてきました。1999年にようやく連邦政府とエネルギーコンツェルンとの間で原発についてのコンセンサスがはかられ、社会的な衝突はやや緩和されました。しかし原子炉の稼働をひとつ延長するごとに、一度は墓に埋められた衝突が再び掘り起こされ、反原発運動はルネッサンスへと導かれることでしょう。

社会的平和を守るために、そしてエネルギーの転換を確固たるものとするために、わたしたちは以下のことを要請します。

1 7つの古い原発、特に安全性に欠ける原発と故障したKrümmel原子炉をただちに停止するように手配してください。
2 冗談にも適当とは言えないゴアレーベンの岩塩ドームへの最終処分場の建設を招いてきた数十年に渡る嘘をもうやめてください。透明性のある基準に則って新たな適当な設置場所を探し始めてください。
3 再生可能エネルギーの拡充を強化し、エネルギー効率を促進してください。脱原発政策を緩めれば緩めるほど、この将来性のある分野への投資の安全性が崩されるのです。

あなた方政府が脱原発を今になって結局実施しない場合、確実に起こるだろう半原発運動による大きな抗議に参加するつもりです。

以上、よろしくお願いします。

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私もドイツに住む友人たちにアクションをお知らせしました。
有権者でなくてもドイツで住民登録していればだいじょうぶ。ドイツ国籍じゃなくったって市民ですから、市民活動に参加する権利はあります。ぜひ参加してね!

5日の月曜に予定されている連立政権の初の交渉ラウンドに合わせても抗議行動が予定されています(@ベルリンCDU党センター)。
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by yumikov | 2009-09-30 22:47 | 環境のこと

有機かつ地元産の食べ物はひと味違う?

ヨーロッパの有機食品を識別する認証マークといえば、緑の六角形のマークのBio-siegelですが、これに産地を示す機能が加わった有機栽培かつ地元産の食品を識別するマークが登場しているそうです。

ドイツ連邦食料・農業・消費者保護省のウェブサイトによれば、ヘッセン州、バーデン=ヴュルテンベルク州、メクレンブルク=フォアポメルン州、バイエルンとヘッセンとテューリンゲンのRhön地方、と現在4種類のマークが出回っているそう。
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Copyright © 2003-2009 Marketinggesellschaft GUTES AUS HESSEN GmbH

これってとっても便利。有機栽培でも、えらく遠くからたくさんのエネルギーを費やして運ばれてきた食品を買うのはどうしても抵抗がありますからね。とくに野菜やフルーツは環境負荷だけでなく、新鮮さというでも疑問を持ちます。有機食品にはこだわらなくても、なるべく近辺でとれた生鮮食品を買いたいという消費者が多いのもまた事実。さらには地元の経済や農家を応援する意味でも、ローカルのものを買いたいという気持ちもあります。

ベルリンには以前紹介したように(過去の投稿『首都ベルリンで地産地消』)von Hierというローカルな有機栽培食品のブランドがありますが、これにもこのマークがついたりするのかなぁ?消費者としては、きちんと識別さえできれば構わないのですが、政府のお墨付きとなれば、買う人も増えるかもしれないですね。
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by yumikov | 2009-07-13 02:16 | 環境のこと

低所得者は省エネで節約を?

BUNDベルリンが今年になって、低所得者向けにエネルギーチェックのプロジェクトを開始しました。
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べルリナー・エネルギーチェック


年金生活者や学生そして移民など、お財布にゆとりがなく、高騰しつづけるエネルギー料金の打撃をまともに受けるひとたちを対象に、家庭での電気やガス、水道、暖房などの使い方の省エネコンサルティングをして家計を節約してもらおうというのが趣旨です。

希望すれば、エネルギーチェックにコンサルタントが無料で訪問してくれます。地域の福祉団体や移民団体、住宅会社、教育施設などの協力により、似たような境遇の方が派遣されるそう。
しかもスターターキットとして省エネランプと温度計と省エネタップがもらえるという特典付き!期間は2009年末まで。

ウェブサイトにはなんと「ベルリナーの家計を占めるエネルギーコストの平均して半分は、節減できる可能性を秘めている」「最高年間1000ユーロ」とあります。
うちでもやってもらおうかな。結構がんばっているので、どこにまだ減らす余地があるのかを知りたいです。

このプロジェクトのもうひとつユニークなところは、省エネコーチというコンサルタントの研修もしてくれるところ。省エネ家庭を増やそうというだけでなく、そのノウハウを持つ人材をも育成しようというのです。

それにしても州政府(健康・環境・消費者保護庁)の助成でこんなプロジェクトができるあたり、やっぱりドイツはすごい。
低所得者対策という視点もおもしろい。
けど、本当に省エネの余地があるのは裕福な人々だったりします。「別にたいしてお金がかかるわけじゃないし・・・」と便利さを優先してしまいがちですからね。そういう人たちには、お財布のゆとりだけでなく、未来の人々のエネルギーや資源についても考えをめぐらせる心のゆとりもぜひ持ってほしいものです。
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by yumikov | 2009-04-14 21:45 | 環境のこと

エコロジカルなおむつとは

4月になりベルリンもようやく春めいてきました!せっかくのお散歩日和なので、なるべく赤ちゃんと出歩くようにしています。

ところで、ただ今おむつについてちょっと調べているところです。

赤ちゃんが産まれる前には、布おむつは赤ちゃんの肌にやさしそうだし、環境面でも多少はメリットがあるんじゃないかと想像していました。ちょっと調べてみるだけでも、紙おむつvs布おむつの議論では一概にどっちがいいといえないようですが、今日は環境の側面に焦点をあててみます。

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(写真はDisanaのウェブサイトより)


ドイツでは紙おむつが最大のごみ問題、と何かで読んだことがありますが、フライブルクやバイロイト、リンダウ、マールブルクなど、ごみ削減のために布おむつを使う家庭に補助金を出す自治体などもあるようです。バーデン=ヴュルテンベルク州やバイエルン州など南ドイツの街に多いのと、お隣オーストリアの多くの自治体でも同じような制度を取り入れているようです。

イギリスでは、環境庁がおむつのできるまでと消費者の手に渡ってから実際に使用されるまでの環境影響を3年間に渡って調べた結果、紙と布どちらでも変わらないという結論を出したそうです。紙おむつでは石油や森林資源を消費しごみを大量に生み出すこと、布おむつでは洗浄の際の水・エネルギー消費と水の汚染が、大まかな環境影響です。これに対して、政府の試算方法が的確ではないという指摘もあります。

国連大学名誉副学長の安井至氏は、研究「社会的受容性獲得のための情報伝達技術の開発」の中で紙オムツと布オムツの比較をLCA(ライフサイクルアセスメント)事例で取り上げていて、やはり「どちらがよいといえない」と結論づけていますが、布おむつのほうが消費者サイドで工夫がしやすいとしています。布おむつの洗浄に残り湯を使ったり、まとめ洗いや、おむつをリサイクルすることによって、環境負荷が下げられるからです。

一方、ドイツ環境自然保護連盟(BUND)は、布おむつのほうがメリットがある!と消費者に押しています。化学繊維ではなく有機栽培のコットンのおむつのほうが赤ちゃんの肌にやさしく、手間も省けてお財布にもやさしいことをアピールし、ドイツの多くの自治体ではごみの1割を紙おむつが占めている現状をあげ、紙おむつを作るために大量の森林が伐採され、水やエネルギーそして化学物質が投入されているという環境影響について説明しています。
BUNDは、布おむつも同じく環境負荷はあたえるけれど、洗浄の際に環境負荷の低い洗剤で水温を60度以下で洗い、乾燥機を使わずに干せば、布おむつの環境負荷を下げられると、具体例を挙げています。

ドイツの家庭では通常40°や60°の温水で洗濯しますが、日本では常温で洗濯が普通ですし、乾燥機ではなく干す家庭がまだ多いと思いますので、日本の家庭では楽々クリアできそうですね。

f0157115_4293661.jpg私はベルリンでは布おむつのレンタル&洗浄サービスを利用しています。週に一度、決まった枚数のおむつを宅配してもらい、よごれたおむつはそのまま渡して洗浄してもらうというものです。

おむつはDisanaのオーガニックコットンですが、洗浄は95°、乾燥は110°と、ここはあまりエコロジカルではありません。ただ、家庭でその都度洗濯をするよりは、まとめて洗うほうが水資源は抑えられるでしょう。そして、おむつはレンタルのためリユースですので、中に敷くおむつライナー以外にごみは出ません。また、配送のエネルギーを抑えるためにサービスエリアを半径2キロ以内に限定しているそうです(単にガソリン代がかかるからとも!?)。

私は、絶対布おむつで!と考えていたわけでなく、ケースバイケースで布と紙を併用するのがいいかなと考えていました。抱っこ紐を探して立ち寄ったお店で偶然このサービスに出会って、お試しで利用し始めて、今はこのシステムがとても気に入っています。ベルリンだけでもこのような業者は数社あるようです。
使う前は、布はちょっと面倒かもとも思いましたが、おむつを洗ったり買いに行ったりする手間はかからないし、肌の弱い私の赤ちゃんも今のところトラブルがありません。

来月一時帰国するので、その間のおむつ生活をどうしようかと今考えているところです。日本でも同じようなサービスがあるようですが関西方面ばかりのようです。関東でそういったサービスをご存知の方、ぜひ教えてください!
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by yumikov | 2009-04-03 21:44 | 環境のこと

ドイツ暮らしのエネルギー@水編

ベルリンでは2009年1月から水道代が値上げとなり、ベルリナー・モルゲンポスト紙によれば一部で批判が出ているようです。なんでも、高層住宅や持ち家では従量課金の単価が下がった反面、基本料金が2倍となったようです。全体的に見ても、ベルリナーの負担は2.9パーセント増となるだろうとのこと。
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日ごろのエネルギーで私が一番ギャップを感じるのが、ズバリ「水」です。ドイツで暮らしていると、私たち日本人が日々の生活でいかにたくさん水を使っているかがわかります。なかには日本人にアパートを貸したがらない大家さんもいますが、それも致し方ないかな・・・と思ってしまうほど、水の使い方が違うと思います。

ベルリン水道公社によれば、ベルリナーは年間一人当たり平均42立方メートルの水を使用しています。一方、東京都水道局によれば、都民1世帯が年間使用する水量は、平均147.6~315.6立方メートル(※差は呼び径の違いによるもの)。※「呼び径」とは水を供給している水道管の直径の大きさのことで、一般家庭では13、20、25mmが多いそう。

東京都総務局によれば、平成17年時点での1世帯あたり人員数(東京都)は2.13人(東京都総務局 暮らしととうけい2008)なので、一人当たりで考えると・・・

都民 平均69~148立方メートル
ベルリナー 平均42立方メートル


どうもやっぱりベルリナーのほうが使う水の量が圧倒的に少ないみたいです。自分はどうかと言われると・・・、お恥ずかしながらベルリナー平均の1.7倍は使ってしまっています(汗)。できるだけ意識して努めているのですが、今回の検針はちょっとショックでした。→・・・っと修正です!検針票を読み間違えました!メーターの数値の差が今年の使用分なのに、数値そのままを読んでました・・・(汗)。正しくは2人で60立方メートルなので、ベルリナー平均を下回っております。パチパチパチ!そうだよなー、節水コマ使ってるし、さすがにそこまで多いはずがなかったのでした。

日本人とドイツ人では、生活習慣での水の使い方と水に対する意識がだいぶ違うと思います。

生活習慣によるものとしては、お風呂、洗濯、食器洗いなどがあると思います。
シャワー中心のドイツでは湯船のないアパートも少なくなく、毎日湯船につかる人はドイツにはあまりいないでしょう。洗濯機は、一般に節水型と言われる横ドラム式がドイツでは一般的です。また、ドイツの家庭のキッチンでは食器は手洗いでなく食器洗浄器を使うのが普通ですが、そのほうが節水になるようです。

意識による違いとしては、まず飲料水。
ドイツの水は硬度が高いため、炭酸を入れて飲みやすくしたミネラルウォーターを飲料水として買う人が多いようです。レストランに入ってもお水は注文するもの。日本のようにタダで出てきません。カフェなんかで頼めば水道水をただでもらえるところもありますが、水は基本的には「お金を払って買うもの」です。

ドイツは賃貸の場合、水道代は水道局にではなく家賃と一緒に大家さんに払うのが一般的です。これは、アパートで温水を作るためにかかる熱エネルギーとの関係によるもののようです。アパートごとに冷水と温水のメーターが別々についていて、それぞれに対して別の課金方法がとられています。この水道代は、年に一度の検針でチェックされて調整されるのですから、自分がどれくらいの水を使っているのかを意識させられる機会は年に一度。それなのにドイツ人のほうが節水なんですから、根づいた意識がだいぶ違うと思わざるを得ません。
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食器を手洗いする場合にも洗い方がかなり違います。「シンクに水をためて食器洗剤を入れて、そこで皿をじゃばじゃばと洗ってすすがずに乾燥・・・」というドイツ式にショックを受けた日本人も多いでしょう。

節水と同じくらい大切なのが、水を「汚さないこと」です。
食器洗いにしても、お風呂にしても、水をたくさん汚せば汚した分、浄水のために使われるエネルギーが増えることにつながります。自分が使っている水がどこから来てどこに流れていくのかイメージしてみると、自然と気をつけるようになります。

バーチャルウォーターという考え方もあります。実際に使っている水ではなく、農作物を育てるために使われる水を考えると、食糧自給率の低い日本はかなりの量の水を海外から輸入していることになります。「湯水のごとく」という表現にあるように水に恵まれた日本ですが、水資源の少ない他国から間接的に水を奪ってしまっていることになるのですね。
世界ではどんどん安全な水が得られないようになっています。その時に「あー、日本は水が豊かでよかった~」ではなく、自分の生活が世界に与える影響までを想像して、暮らし方を見直すことをしていきたいものだと思います。

ベルリンの水については過去の投稿「ベルリンの水について考える」もご参考に。
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by yumikov | 2009-02-10 20:22 | 環境のこと

ドイツ暮らしのエネルギー@電気編

年が明けてから検針ラッシュのドイツです。

ドイツでの光熱費や水道代は月額一律なのが普通です。検針が年に一度あり、それをもとに実際の使用量に合わせて料金を調整、次年度の月額料金を決めます。
検針がなぜ年に一度なのか、その理由を私は知りません。効率を考えて?でも年に一度追加徴収or返金するのはそれはそれで面倒ではない??知ってる方、教えてください!

今回は、我が家の電気使用量&料金を大公開しちゃいましょう!

使用量: 741kWh →月平均 62kWh
料金: 約243ユーロ (税39ユーロ含む) →月平均 20ユーロ(現在のレートで約2,260円

これって多いと思います?少ないと思います?ちなみに我が家は・・・
   ・ふたり暮らし(勤め人ひとり、自宅作業ひとり)
   ・ガスは通ってないので、エネルギー源はすべて電気
   ・日中もPCや昼食の支度などで電気を使う

昨年の検針では、我が家はこの集合住宅中で一番の省エネ家庭でした。家電も増えたし今年はもっと使ってしまったかな?と思っていたら・・・、なんと1ヶ月半分の返金です。パチパチパチ!電気会社のシュミレーションの数値を見ても、平均よりもだいぶ省エネしているほうみたいです。

何をしているかというと、
   ・照明はすべて省エネランプに付け替え
   ・冷蔵庫&洗濯機の大型家電はエネルギー効率の高い省エネラベル製品を導入
   ・省エネタップを使ってスタンバイモードの回避
あとは、使わないときはこまめに消すとか、冬場は窓の外を冷蔵庫として使うとか(←これドイツの常識)。

困りものはクッキングヒーターです。ガスのほうがエネルギー効率も高いし俄然よいのですが、備え付けが電気なので工夫しています。
   ・使用して温まったクッキングヒーターを次の調理に使えるよう料理の順番を考える
    (味噌汁を作った後のクッキングヒーターを炒め物につかう、とか)
   ・クッキングヒーターはいきなり冷えないので、早めにスイッチを切って余熱で調理
   ・圧力鍋2つフル活用で加熱時間を短縮
   ・クッキングヒーター面のサイズにあった鍋等を使用
    (エスプレッソは小さすぎるのでキャンプ用ガスコンロで淹れる)

ドイツでは1998年の電力市場の完全自由化により、電力会社を個人でも選べるようになりました。持ち家だろうが賃貸だろうが関係ありません。自由化の前は日本のように大手の電力会社がほぼ独占していたそうで、ベルリン辺りではなにもしていなければスウェーデン系のVattenfallから電気を購入していることが多いと思います。(ドイツの電力自由化について詳しくは、JEPIC 社団法人海外電力調査会のウェブサイトをご参照)

この「電気が選べる」というのは結構すごいことですよ。プラグから流れてくる電気は同じでも、購入する電気を選ぶことで、自然エネルギーの促進を応援したり、原発No!の姿勢を示すことができるのですから。

うちでは入居する際にLichtBlick社と契約しました。100パーセント再生可能エネルギーで発電されたグリーン電力(Ökostrom)が購入できるからです。
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Copyright: LichtBlick - die Zukunft der Energie GmbH & Co. KG

LichtBlick社の料金体系は、月額基本料7.95 ユーロに、単価19.99セント(kWh)で課金というシンプルなもの。日本の課金制度とは随分違いますね。うちのように総使用量が少ない家庭では、基本料が高めでも単価が安いほうがお得になります。

ews社では基本料が3設定あり、それによって新しい再生可能エネルギーやコジェネレーションの発電所建設に出資ができるし、会社の理念にももっと賛同できるので、ews社に切り替えたほうがいいかな~?と思っています。
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あと、気になるのが契約アンペア。私も省エネプロジェクトに関わるまでは知りませんでしたが、日本の場合、契約アンペア数によって基本料金が変わるので、重要な節約ポイントですよ~。一度に使う電化製品の合計アンペアが契約アンペアより大幅に少なければ、契約見直しをお勧めします。
日本では契約アンペアを選ぶことができるけれど、ドイツではできないのでしょうか?こちらもどなたかご存知でしたら教えてください。我が家の分電盤を見たら、63アンペアとありました。これは私たちにとっては不必要な量で、半分でも多いくらいです。

省エネとか電気の見直しとかいうと、「そんな小さなことでせこせこしなくても・・・」とか「お金に執着してるみたいでかっこ悪い」とかいうイメージを持たれるかもしれませんが、社会への意思表示の手段のひとつでもあります。「やりくり上手な賢い主婦」的発想だけでなく、私は省エネで浮いた分で少々高くても有機の安全でおいしい食料品を気持ちよく買い、環境負荷の少ない電気を選んで買うことでエネルギー業界に影響を与え、年に数百円しか変わらないのであれば未来のエネルギーにも投資をします!
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by yumikov | 2009-01-23 22:31 | 環境のこと

『日独米気候政策自治体パートナーシップ』プロジェクト

気候変動政策をテーマに日独米の地方自治体が交流する『日独米気候政策自治体パートナーシップ』プロジェクト。
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これまでドイツ連邦環境庁の助成のもと、気候同盟(Klimabündnis)とハイデルベルクエネルギー・環境研究所(Ifeu)が主導してきたもので、2008年3月には名古屋大学でワークショップが行われました。プロジェクトの詳細はこちら(PDF)。

このプロジェクトの一環で、ドイツの地方自治体の気候変動対策の取り組みがこの度パンフレットにまとまり、私も日本語版作成のお手伝いをさせていただきました。この日本語版のパンフレットは気候同盟のウェブサイト<こちら>でダウンロードできます。直接PDFファイルをダウンロードしたい方はこちら
ドイツ各地の地方自治体の気候変動対策がコンパクトにまとまっています。ご興味ある方はぜひどうぞ!

私は地域の取り組みほど面白いものはないと思っています。
地域住民が問題を身近に自分たちのものとして捉えて関わるには自治体ベースの対策は大きなチャンスで、問題がどんどん複雑化している今、行政担当者にも市民の積極的な参加が必要になってきます。

気候対策の分野でも実際に世界各地でユニークな取り組みが行われています。そうした情報は他の地域の行政担当者や市民の励みになるためにもどんどん発信されるべきで、メディアでもこれからもっともっと自治体の取り組みがクローズアップされてよいと思います。
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by yumikov | 2008-12-21 23:05 | 環境のこと

ベルリン政府の毒キノコ暖房撲滅

ベルリンはめっきり寒くなり、最高気温が10度にとどかない日も出てきました。
私の感覚的にはすっかり冬なのだけれど、ドイツ人は「まだ秋だよ」と言います。
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さすがに、夜に外で食事をする人も俄然減りましたが、気になるのが例の毒キノコ暖房。(過去の投稿『真夏の夜のベジタリアングリルパーティー』参照)

上の写真にあるのがそうです。寒くても外で食事をしたい人やタバコを吸いたい人(ほとんどの州では店内全面禁煙になった)のためにレストランの外に設置されている、ただいま増殖中の暖房です。温暖化なんて知ったこっちゃないという代物です。

が、ついにベルリン政府がこの毒キノコこと暖房キノコ退治に乗り出したのです!すばらしい。

なんでも、現在、政府は暖房キノコを法的に規制できるかをチェックしているそうで、近々その結果が出るそうな。数ヶ月前には無理かと思われたこの法的規制ですが、既に市内の5つの区では、条例を作ってこのハイツピルツェを1月から禁止することにしたそうです。パンコウ(Pankow)地区では既に2月から禁止しています。(古い営業許可証を持つレストランは年末までは許可)
知りませんでした~。残る区も11月半ばまでにはこの条例を結ぶとのこと。

パンコウ地区の議員イェンス・ホルガー=キルヒナーさん曰く
「エネルギー消費はさほど大きくないとしても、エネルギーの無駄遣いには違いない」
まったくその通りでございます。

ホテル・レストラン連合はこの規制に反対しています。
「レストラン側には環境に配慮しながらハイツピルツェを使用するよう勧告する」
・・・無理でしょう。

「ずっと点けるのではなく、お客さんが希望したときにだけ」
・・・これからの時期に外に暖房なしでいられる人はいないでしょう。

「数の規制も考えられる」
・・・無駄には違いありません。何もこの寒いときに暖房焚いてまで外で食事などしなくてよいでしょう。

区の条例で禁止する方法だと、公共の土地でしか禁止ができず、私有地での使用までは踏み込めません。

ベルリナー・モルゲンポスト紙は、「結局は店内禁煙により喫煙者が外に追い出されたことによる影響が大きい」としています。喫煙者の皆さん、タバコは食事の後、自宅に帰って、というのはいかがでしょう?店先でタバコを吸うこと自体も、結局は歩行者に迷惑ですしね。
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by yumikov | 2008-11-15 02:12 | 環境のこと

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