ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。


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タグ:エコロジカルな建築 ( 7 ) タグの人気記事

パンクの祭典とKreutziger通り

6月に入って急に夏がやってきた。待ち続けていたのにドイツの夏の到来は突然すぎていつも戸惑う。この週末はあちこちでお祭りがある。庭からの帰り道にFiesta Kreutzigaに立ち寄ってみた。毎年恒例年に一度のパンクの祭典らしく、友人に誘われたことがあったけれどこれまで逃していた。

このKreutziger通りは短いのにおもしろい。オーガニックスーパーがあるかと思えば、布団工房があり、おいしいチャバタやクロワッサンを焼くこじんまりとしたベーカリーがある。パーマカルチャーやトランジションタウンなどの市民活動をしているNPOの事務所も多い。かつての不法占拠住宅とモダンなコーポラティブハウスが並んで建っている。そのはす向かいには再生可能エネルギー100パーセント住宅を建設中。
f0157115_653228.jpg
このカラフルなかつての不法占拠住宅を一度訪ねたことがある。友人に夕飯に招待してもらって訪ねたら、食卓を子どもも含めて15人ほどが囲んでいたのでびっくりした。20世帯ほどだったかな、ファミリーからシングルからカップルからいろんな人たちが協同で暮らしているコミュニティーだったのです。食事も当番を決めて交代で作る。加わりたくない人はもちろん別で食べていい。招かれたその日は友人のマイケが食事当番。なるほど〜。プライベート空間とキッチンやリビングなどの共有スペースとがあるけど、大家族みたいでみんな部屋は開けっぴろげだった。食後は環境NGOのマイケとハルトムート、男の子ひとりと一緒に気候変動政策国際交渉のボードゲームをした。住居の裏側は墓地になっていて緑地美しく静かな立地。その日はどこかで打ち上げる花火を屋上から眺めることができたっけ。

今日のお祭りには黒ずくめに鎖がジャラジャラ、鼻ピアスにタトゥーといった装いの人ばっかり。ステージのライブはもちろんパンク。さわやかな?家族連れじゃ場違いかしら・・・とタバコをよけつつ退散しようと思ったら、案外子ども向けイベントもありました。
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夏祭りとはまた雰囲気が違うけれど、夏を謳歌しようというのはどこでも一緒。明日の環境フェスティバルも楽しみです!
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by yumikov | 2010-06-06 07:05 | ベルリン生活のこと

O2 Worldオープン

明日O2 Worldがオープンします。

アイスホッケー場やバスケットーボールなどのスポーツ観戦施設やコンサート会場、カジノ、映画館にホテル、レストランなどのエンターテイメント設備が入ったマルチ機能型アリーナだそうです。

イーストサイドギャラリーの向かい側、シュプレー河の東側に建ったこのアリーナ、クロイツベルクから自転車で帰るときによく見えるのですが、初めて見たときにはなんじゃこりゃ~?幕張メッセ?東京ドーム?という印象でした。この近代的な建物と背景のギャップが大きくて興ざめです。

オープンを控えた今は、アリーナ壁面の超巨大電光掲示板に広告文が流れて・・・。なんと無駄&品のないエネルギーの使い方だろう!と腹立たしいほど。

ホームページを見ると、
「排出したCO2を屋上緑化で「一部」固定してます、熱供給には天然ガスを使ってます、トイレ洗浄は節水型です、従業員に省エネ行動の研修してます、etc..」

などと、環境面にも配慮してますよと言いたそうですが、あの電光掲示板にどれくらいエネルギーが費やされるかについてはなにも情報がありません。ちょっと問い合わせてみましょう。

とにかく明日はオープン記念で入場無料だそうなので、時間があったら足を運ぼうと思います。
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by yumikov | 2008-09-10 02:54 | 環境のこと

校庭のエコロジー改造とドイツのESD

今日5月22日は生物多様性の日
環境教育・ESDのパイオニア阿部治氏と川嶋直氏がベルリンの学校の校庭のエコロジー改造プロジェクトを視察されるということで同行してきました。

Grün macht Schule 
というこのプロジェクトへはベルリンの学校約900校のうちのべ600校ほどが参加しています。
日本では"緑が学校をつくる"プロジェクトとして紹介されていますが、「Schule machen」という慣用句には「模範となる、手本とされる」という意味もあるそうで、"緑広がる"プロジェクトとか、Grünをエコロジーの意で取ると"エコロジーを学校に"プロジェクトとでもなりましょうか。
昨年講演で来日されたGrün macht Schuleの代表オルトルート・クールさんの案内で、それぞれ特色のある学校3校を見学しました。

f0157115_4351514.jpgクロイツベルク地区の小学校では、改造が終わった中庭の落成式のセレモニーとして、プロジェクトに関わった行政担当者や景観プランナー、建築基礎担当者、子どもたちとの植樹に参加させてもらいました。

移民の多いクロイツベルクですが、8~9割がたトルコ移民の子どもたちということで、教員が「ドイツ語で喋って!」と注意しなければならないほどでびっくり。言葉だけではなく家庭の問題も抱える子どもたちも少なくないそうですが、子どもたちが主体となった校庭のエコロジー改造はよい影響を与えているそうです。

f0157115_4372568.jpg学校のESDを推進するためのプログラムTransfer21に参加しているシュテークリッツのギムナジウムでは、マックスとパスカルという生徒が案内してくれました。

ボールが飛び出さないように改造中の校庭や、緑のカーテン、生物の授業を中心に作っているハーブや野菜の畑、コンポスト、廃木を運んできて作ったビオトープ、雨水を集めて貯まるようにしたビオトープ、虫のためのビオトープなどなど。
この学校は既に3回環境学校の認定を受けています。

なお、この学校には小さなカフェテリアがあるのですが規模が小さすぎるため、隣の市の所有地に大きな設備を作るよう生徒や保護者が要請しているそう。そのため今日なんとストがあり、登校する生徒が少なかったとのこと!

f0157115_439143.jpg最後に訪れたシュテークリッツの小学校の校庭は、子どもたちの願いを集めて作った多様な庭。

庭の中心には岩や大きな石からなる小川が流れています。子どもたちはポンプで水をくみ出し小川に水を流して遊びます。敷地はどこもアスファルト化されてなく起伏のある土や芝生でできており、オアシスと名づけられた緑地や、ピザやケーキが焼けるかまど、大きな石のモニュメント、ハーブガーデンなどに混じって、体育の教員が運動のメニューを専門家と相談して作った遊具などが並んでいます。
訪れた放課後時には、学童保育の子どもたちがたくさん遊びまわっていました。校長先生が強調していたのは、5年前にこの校庭ができてから明らかに事故が減ったということ。以前のまっ平らの校庭だった時よりも、子どもたちは自分で気をつけるようになり、ケンカをしたりすることも格段に減っているでそうです。

この小学校は、校庭の敷地内に浄水設備(近隣の高速道路から出る排水を城下する)を設置するために市から補償金を受けることができたそうで、ラッキーだったんですね。

夕方にはTransfer21のコーディネート事務局を訪れ、ベルリン州のプロジェクトリーダーの方からドイツの学校におけるESDの概要(BLKプログラム21、Transfer21、ヨーロッパの環境スクール)をうかがい、日本の状況の簡単な紹介と意見交換をしました。

ドイツはどうも、ESD=学校。

ヒアリング担当者の業務内容のせいもあるでしょうが、ほとんど学校教育が中心になってるような印象を受けました。学校が中心となって企業や地域と連帯するような事例ばかりで、日本のNGOや地方自治体が主体となった地域の活性化のような例はないのかと尋ねても、どうもうまく機能していないというのが正直なところのようです。

学校の環境教育や持続可能な発展のための教育ESDのコンセプト作りや制度では進んでいると思われているドイツですが、日本は日本流で学校制度にきっちりと組み込まないかたちで推し進めていってもよいかもしれないな、というのが私の印象です。
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by yumikov | 2008-05-23 06:15 | 環境のこと

エコロジー建築+多世代コミュニティーハウス

ベルリンにKlimaSolarHaus(気候ソーラーハウス)という集合住宅ができるということで話題になっています。

特に暖房やエアコンがなくても快適に過ごせるように建てられており、太陽光や自然の力を受けて(passiv)活用することから、このような家をパッシブハウスとよびます。ベルリンでは初めてだそうで、3月に行われた着工式には区長のフランツ・シュルツ(Franz Schulz)氏とベルリン市環境課カトリン・ロンプシャー(KatrinLompscher)氏も立ち会ったとのことです。

この住宅は、ハンブルクの建築家クリスティーネ・ロイムシュッセル(Christine Reumchuessel)氏の設計によるもの。どんなアイディアが採用されているのかというと、

換気装置による暖房
天井裏に換気装置を配備。この装置の熱変換機能により、住居内の暖かい空気を外へ排出すると同時に、新鮮でかつ暖かい空気を住居内に取り込む。天気の良い日は太陽により部屋が暖められる。暖房なしでも、室温が15度以下になることはまずないそう。

木質ペレット暖房
万一ひどい寒波がきても、木質ペレット暖房で対応。

ソーラー温水器
夏の間はソーラー温水器で温水を作る。
冬や曇った日には木質ペレットボイラーが使われる。

水リサイクル
使用済みの水をトイレに活用。

光熱水費等は、年間20~30ユーロ(≒3,200~4,800円)程度だろうとのこと。高い電気代を払う必要があるのは、照明とテレビと電化製品だけ。
エコロジカルな建築はお財布にもやさしいのです。

気候ソーラーハウスのもうひとつの特徴は、いろいろな世代が集まるという点です。2~5LDKの各住居に入居するのは19世帯で、年齢は1歳から70歳までです。発起人がこういうコンセプトで集合住宅を建てるということをインターネットでアナウンスして入居者を募集したところ、各地から希望者が集まったそう。

ドイツでも核家族化が進んでいますし、この界隈はDDR時代から住んでいるシニアも多く、一人で不安な生活を送っているお年寄りも少なくないようです。また、フリードリヒスハイン地区は今ベビーブームを迎え、保育所が足りなくなっている状況です。

そんな中、こうした多世代の集まる住宅は安心感がありますね。ベルリンのようなご近所付き合いこそあまりない都会でも、集合住宅ならばお隣さんなどと交流する機会はまだあります。我が集合住宅でも、夏には中庭で持ち寄りパーティーがあったし、映画を見たり、食事に招いたり、野菜のおすそ分けなどしています。

気候ソーラーハウスには同じコンセプトで人が集まるわけですからなおさらです。この気候ソーラーハウスという名も住民で決めたそう。エコロジカルな庭もできるとのことですから、コンポストを作ったり住民のアイディアでどんどん発展しそうですね。


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by yumikov | 2008-04-08 04:46 | 環境のこと

気候変動とエネルギーセキュリティ

既にオフィシャルな報告(独語)が出ていますが、土曜に出かけてきたイベントの報告を忘れないうちに。緑の党(Bündnis 90/Die Grünen)主催の平和会議の一環で行われたパネルディスカッションです。

中心となったのは、
・気候変動、安定性と安全性の問題としてとらえれば・・・
・中国の気候変動に対する立場を知ろう

という話。

中身に入る前にユニークだったイベント会場の紹介を。開催されたのは我が家の近所の復活教会Die Auferstehungskirche)です。f0157115_6314143.jpg
この教会は第2次世界大戦でほぼ全壊に近い状態となりましたが、2002年に環境フォーラムとして生まれ変わり会議場などとして使われています。一定の湿度を保つための粘土の壁や、壁面・床暖房、コジェネレーション、太陽パネル、セルロース構造の壁など、環境にやさしい建築になっています。またケータリングサービスもオーガニックの食材を使ったものという徹底具合。緑の党のイベントにはうってつけです。

この日のパネラーは、
  ツァン・ハイビン氏(Zhang Haibin) 
  北京大学教授、中国国務院商務部貿易・環境問題担当諮問委員
  サシャ・ミュラー=クレナー氏(Sascha Müller-Kraenner) 
  アメリカの環境団体The Nature Conservancyヨーロッパ代表
  ディルク・メスナー氏(Dirk Messner) 
  ドイツ開発政策研究所所長
  ラインハルト・ビュティコファー氏(Reinhard Bütikofer) 
  緑の党(Bündnis 90/Die Grünen)代表

以下、まずはオフィシャルな報告のyumikov抄訳。ドイツ語のわかる方はこちらをどうぞ。
====================================================

安全性に対する脅威 気候変動

気候変動は国際的な安定性と安全性に大きなリスクをもたらす。この点では、本会議のパネル3の参加者は一致していた。しかし、国際的レベルでの協業は成功するだろうか?そして、中国の気候変動に対する立場やいかに?

「地球のシステムの非常に大きなねじを回しているところだ」とメスナー氏は警告する。
「(温度上昇の読みが)4度違えば、アジアのモンスーン体制が崩壊し、農業へ致命的な影響を与える。その結果起こる食糧不足は、地域全体の安定性に大きな脅威を引き起こしかねない。
だから、”気候変動は社会変動”になりうるのだ。」

ミュラー=クレナー氏は、「気候変動は既存の安全性の問題を悪化させる恐れがある」と言う。「なので、さらに気候政策の手段をしっかりと構築する必要がある」。また、「適応対策のためのリソースがあまりにも不足している」ことを批判。

ハイビン氏は、「中国政府は気候変動により安全性が脅かされる危険があることを受け入れていない」という。「政府は国家的な経済的躍進にとりわけ専心しているところであり、近年で200万人足らずの人々が貧困から開放された見込み。気候保護は経済成長を10パーセント下げる恐れがある」。

さらに、ハイビン氏はEUの気候保護における模範的役割を強調。「我々はドイツやEUから学んでいるところである」。ミュラークレナー氏も先駆者の役割を指摘する。が、「我々は社会的な制限がどうやって埋め合わせられるかを中進国に提案する必要がある」ことを強調。

この点でメスナー氏は、気候変動においての技術やノウハウをよりよくつなげられるよう、欧米と中国との協業に賛成の意見を表明した。ハイビン氏は時折、中国政府がこれまでの交渉において非常に協力的であったことを強調した。

ビュティコファー氏は、気候政策が安全性政策の脅威の克服のための新しいマルティラテラリズム(多国間主義)のプロジェクトとして適しているのではないかと暗示する。
                                                    (以上)
====================================================

注目が集まったのは中国の話。
ハイビン氏は、まず「学生諸君に言いたい。EUの政策を見ろ。ドイツの政策を見ろ」とEUの環境政策に対する褒め言葉で口火を切りましたが、パネル中の発言や質問に対する返答は以下のようなものでした。
「はたして気候変動の問題は安全性の問題だろうか?」
「中国にとっても大きなチャレンジだが、世界にとっての大きな挑戦である」
「中国ができる唯一のことは持続可能な発展だけである」
「これからは市民や政府ではなく、環境NGOが力をつけるだろう。中国にはまだ時間が必要だ」

オフィシャルな報告にはあまり出てきてませんが、ビュティコファー氏の発言は次の通り。
「気候変動は自然やエコロジーの問題ではなく、社会的分配の問題。経済政策と気候政策、安全政策を一緒に考えるべき」
「バリ会議での態度を見ても、中国は自国がどのような影響を与えるかよくわかっている。中国に注目すべきである」
「ドイツは中国に技術や物資を提供できるが、政治的には難しい」
「中国には貧困の問題もあるし、社会問題にもお金がかかる」

エネルギー依存の問題も出てきました。
「EUの再生可能エネルギーにしても、バルト海のパイプラインなど、まだ十分に議論されていない。チェコやスロバキアが第3次エネルギーパッケージに参加したらどうなるだろうか。これは外交の問題であり、各国の利害が異なることによる。」※ドイツはバルト海の海底に天然ガスパイプライン建設する計画をロシアと合弁で推進している

パネルディスカッションの参加者は300名ほど。学生らしい若者も多く見られました。
長期ストライキ中のベルリンで、地下鉄もトラムを動いていない中、参加者にも影響があったと思いますが、そこはドイツ。会場前にはたくさんの自転車がならんでいました。

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by yumikov | 2008-03-14 06:28 | 環境のこと

シャワーや暖房にも再生可能エネルギーを

ベルリンでは、そろそろ暖房をつけなくてもいいかなぁ?と感じるようになって・・・と書き出そうと思ってた矢先に今朝の吹雪。まだ暖房は必要です。。。

ドイツでは全住居の6パーセントしか環境にやさしい熱供給を行ってないそうです。
熱供給とは、温水暖房のためのエネルギー供給のことで、ここでいう環境にやさしい熱供給とは何なのかというと、例えばソーラーやバイオマスボイラーなどの再生可能エネルギーによるもの。

ドイツでは温水や暖房の熱を作るのには、主に天然ガスや石油が使われています。天然ガスと石油でドイツの熱需要の約4分の3を占めるそう。電気についてはだいぶグリーン電力化が進んできましたが、シャワーや暖房にはかなりの化石燃料がまだまだ使われているのです。

この熱供給を再生可能エネルギーでまかなう割合を、2020年までに14パーセントにまで引き上げよう!というのがドイツ政府の目標。ドイツは2020年までに1990年比で40%温室効果ガスを減らすのが目標だとしていますから(現状では18%減)、狙いどころはこの熱供給なのでしょう。日本人としてなんとも耳の痛い話です。

f0157115_2021058.jpg政府がどんな援助をしてくれるのかというと、自宅の屋根に太陽熱温水機などを設置したり、ボイラーに再生可能エネルギーを活用する際に補助金が出ます。政府がこのキャンペーンに投入する予算は例年の倍で、3億5千万ユーロ(なんと6千億円近く!)。投資分にお金がかかっても中長期的にみれば環境だけでなく経済的にもお得と腹をくくっています。

このキャンペーンの背景には、新しい法律再生可能エネルギー熱法das Erneuerbare- Energien-Wärmegesetz)の存在があります。法案は2007年12月に決議され、夏には施行される見込みです。これで2009年元旦以降に建てられる家には、再生可能エネルギーを導入することが義務付けられるようになるのです。
6月までの間に、持ち家の所有主さん、集合住宅の家主さん、設置するなら今がチャンスですよ!とばかりに、新聞などで派手に広告が打たれるようです。

今のベルリンは快晴。積もった雪もぐんぐん溶けています。

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by yumikov | 2008-03-05 19:51 | 環境のこと

気候政策は議会から

ベルリン中心部で一際目立つガラス張りのドーム屋根。
第二次大戦で半壊した連邦議会議事堂を、ドイツは建て直すより修復して残すことを選びました。

f0157115_0451589.jpgドイツ帝国時代→ナチス時代→ベルリンの壁崩壊と、歴史を見守ってきた議事堂が、東西ドイツ統一後イギリスの建築家ノーマン・フォスターによる設計で生まれ変わりました。議事堂は夜10時まで一般公開されていますが、建物上部にあるガラスのドームからは市内が一望できる上、足元には議会が行われている様子が文字通り覗けるようになっています。建物は空調や通気など環境面でもいろいろと工夫されているのですが、この「市民に開かれたガラス張りの政治」というものが統一ドイツの目指した民主主義を端的に表していると感じざるを得ません。

先日、このドイツ連邦議会を世界初の気候ニュートラルな議会にしようというプロジェクトがスタートしました。
f0157115_044157.jpg
このプロジェクトを進めているのは、シンクタンクローマクラブの30歳前後の若手有志が2001年に設立したThink Tank30(tt30)(英語ページあり)のドイツローカルイニシアティブです。(他にはスペイン、ブラジル、ポーランドに)

「連邦議会こそが気候政策を推し進める模範となるべき」という主張で、次の6つの点で具体的な提案をしようとしています。

1.建物内の電力のさらなるグリーン電力化、バイオガス
2.事務所のグリーン調達、エネルギーマネージメントによる省エネおよび効率化
3.公務でのフライト利用をなるべく回避(テレフォンカンファレンス等の活用)、航空機使用の際は排出分をオフセット
4.公用車の車種をヨーロッパ自己規制基準に合わせる、レンタサイクルシステム導入
5.食堂の食事は、地元のフェアにトレードされたオーガニックな農産物を
6.やむをえない排出分は、高基準のCDMや省エネプロジェクトでオフセット

各政党の政治家からの支持を集め、3月には請願書を提出する予定になっています。

「気候変動の影響を、今後長期的に、強く受けるのは自分たち若い世代である」との彼らの訴え。ドイツの政治家だけでなく、日本の30歳前後の人たちにも伝えたいです。

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by yumikov | 2007-12-28 01:21 | 環境のこと

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