ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。


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ポツダムの地ビールBraumanufaktur〜道中編

コルヴィッツ通りにあるFeinkostのお店。1年以上も前になるだろうか、ある日友人と通りかかるとビールの試飲が行われていた。それもオーガニック。飲んでみるとこれがおいしい!ということで、近くまで行くときにたまに買い求めていた。

ドイツvsイングランド戦の日曜日。喧騒を避けようと?ポツダム郊外にあるこのブラウワリーへビールに出かけてきた。この季節なので自転車旅行を兼ねて。

ダンツィガー通りを回ってフンボルトハインの傍を通り、プレッツェンゼーで湖水浴をする人を脇目に走る。
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なぜか湖畔に堂々とおむつ替え台が置かれていた。嬉し恥ずかし公開おむつ替えサービス!?
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テーゲル空港の有刺鉄線沿いに飛行機の真下を走ると飛行機マニアグループがカメラを持って待ち構えていた。私も着陸の迫力ある光景を撮ればよかったな。
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川ではカヤックに乗ってポロに興じる人々が。なんと優雅な。まもなくシュパンダウの要塞が見えてきた。シュパンダウでお昼とは計算外。3時間かかってしまった。ここにも地ビールのブラウワリーがあるのだがそちらはまたの機会に。ヴァンゼーまで森の中を抜け、自然保護区指定されている孔雀島を眺めながら湖をぐるり。
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グリーニッカー橋を渡りポツダムに入ったときにはもう夕方。走行距離は推定50キロ。子連れだとやっぱり時間がかかるなぁ。寄り道したいところはあちこちあったけれど次の機会に。
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by yumikov | 2010-06-30 17:20 | 環境のこと

グローバルネット記事「環境ゾーンの命運やいかに、ドイツの排ガス規制」

地球・人間環境フォーラム発行の月刊誌『グローバルネット』で5月から始まった連載の記事をブログにもアップさせていただけることとなりました。転載をご快諾いただきました地球・人間環境フォーラムさま、ありがとうございます。ブログでは補足情報やリンクなどもご紹介しようと思います。

第1弾はブログでも何度かご紹介した環境ゾーンについてです。
少々長いですがご一読いただけると幸いです。

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以下、地球・人間環境フォーラム発行の月刊誌『グローバルネット』5月号より加筆修正のうえ転載)

「環境ゾーンの命運やいかに、ドイツの排ガス規制」

 ベルリンのフリードリヒスハイン地区はDDR時代の東ベルリンに位置し、大通りには西ベルリンに権威を示すべく、厳つく仰々しく建てられたロシア風建築が立ち並ぶ。片側3車線の通りも少なくない。その多くは並木道であるが、オープンカフェにいても道路交通の騒々しさや、排ガスの匂いに辟易することがある。


環境にやさしい?ディーゼル乗用車

 ドイツでは100人のうち61人が車を日常の移動手段として利用し(ドイツ連邦統計局)、車の交通量は1960年の4倍以上に増えたという(グリーンピースドイツ)。注目すべきは、1980年には新車登録乗用車のうちわずか2%だったディーゼル車が、2007年には47%にも到達したということだ(ドイツ連邦自動車局(KBA))。以降、軽油価格の高騰の影響もあり、2009年には30%に落ち着いているが、日本と比べてドイツではディーゼル車の割合は多い。これは西欧全般に言えることで、ベルギー、フランス、ルクセンブルク、ノルウェーでは2008年のディーゼル車の新車登録台数のシェアは70%を超えている(ドイツ自動車工業会(VDA))。

 「うるさい、臭い、トラック」というイメージがつきまとうディーゼル車だが、燃費がよいためヨーロッパでは乗用車としてのシェアを拡大してきた。90年代後半にクリーンディーゼルが開発されてからは性能も向上し、加速度的に増えた。CO2の排出が少ない=環境にやさしいといった理由でディーゼル車を選ぶ人もいるという。


EUの基準に合わせ環境ゾーン導入

 確かにガソリン車と比べてCO2の排出が少ないディーゼル車だが、粒子状物質や窒素酸化物(NOx)の排出量は逆に多く、大気汚染が心配されている。

 その対策として、2008年1月1日にベルリン、ハノーファー、ケルンで環境ゾーンが導入された。乗用車であれトラックやバス、タクシーであれ、一定の排ガス基準を満たさない車は、中心部の環境ゾーン内へ乗り入れることができない。ディーゼル車の多くがこの規制に合わせて対応を求められることとなった。

 EUでは統一の排ガスの基準を設けており、90年代にEuro1から段階的に規制を強化してきた。環境ゾーンでは、浮遊粒子状物質PM10の排出のレベルをEU基準に基づいて3段階に分類し、それぞれ赤(Euro2)、黄(Euro3)、緑のステッカー(Euro4、Euro5)で識別する。環境ゾーン内は有効なステッカーのみが通行でき、違反した場合には40ユーロの罰金が徴収され、1点減点を受ける。これまでにドイツ41都市で環境ゾーンが導入されている(2010年4月現在)。


粒子状物質による健康被害

 環境ゾーンの規制の中心となるのは、PM10と呼ばれる粒子状物質である。粒子状物質はその粒径から分類されるが、PM10とは、大気中に浮遊する粒子状物質のうち、基本的に粒径が10ミクロメートル以下のものをさす。PM10の一日の濃度が50μg/m3(マイクログラム/m3)を越える日が年間35日以下であること、年間平均値が40μg/m3を超えないこと、というのがEUの規定である。

 この粒子状物質は、ぜんそくや肺炎、ひいては肺がんなどの病気を引き起こすことが明かになって以来、注目を浴びている。非常に小さな物質で、肺の奥の肺胞に侵入すれば、心臓や循環器・呼吸器系の病気の原因ともなる。

 ディーゼル車から排出されるすすの粒子は特に微小で、短長期的な健康被害に影響しており、連邦政府の環境問題諮問委員会も、大気汚染の最重要問題として2002年に所見を述べている。WHOは、ディーゼル車からの排出を含む浮遊粒子状物質によるドイツ国内での死亡件数が、年間7万5千件であると予測している。排気ガスは地上から約150センチメートルまでに集中するため、特に子供は被害を受けやすい。それを意識せずとも、実際に体感する空気の状態は、ここで子育てをすることに不安がつきまとうほどだ。


フィルターの追加装備に補助金

 では、ディーゼル車は環境ゾーンを走れないかというとそうではない。DPFというフィルターを追加装備すればよいのだ。

 ドイツ連邦政府は、ディーゼル乗用車のフィルター追加装備に対して補助金を出している。金額は330ユーロで、3分の1から半額の費用を国が負担してくれることに相当する。2009年の始めからの半年の間で、毎月6000台にフィルターが追加装備されたという。補助金は2009年末までであったが、ドイツ政府はこの補助金を2010年も継続し、対象を商用車へと広げることを発表した。(ドイツ連邦環境省(BMU))


ベルリンの実状

 では、ベルリンの状況はどうだろう。ベルリンでは2010年からは第2段階へ移行し、ゾーン内は緑のステッカーのみが走行している。この段階を導入しているのはベルリンとハノーファーのみである。

 ベルリンの環境ゾーンは、市内をぐるりと囲む環状線の線路の内側に設定されている。その範囲は約88 km²である(東京の山手線は65 km²)。ベルリンの人口は340万人だが、そのうち100万人がこの範囲内で暮らしている。

 ベルリンの主要道路では、浮遊粒子状物質(PM10)と二酸化窒素(NO2)のいずれもが、過去数年間、EUの上限値を上回っていた。そのため、他の都市に先駆けて環境ゾーンを導入することとなった。

 導入当初は、規制対象になるのは範囲内の住民が所有する120万台の7%、計8万4千台ということで期待は薄かった。ベルリンでは他の州に先駆けて1996年に市内バスにフィルターを装備してもいる。導入して1年後の州政府の発表によると、環境ゾーンの第一段階の成果は、2007年比でディーゼルのすすの排出が28%、NOxの排出が18%の減少だという。PM10については、EU規定を超えた日が環境ゾーンを導入しなかった場合と比べて4日間少ない計算となる。


対応の遅れと問われる有効性

 この結果にも関わらず、環境ゾーンに対する批判は続いている。
 規制が厳しくなる年の瀬にはちょっとした騒動があった。赤ステッカーはもうゾーン内を走行できないが、黄色のステッカーの車はフィルターを追加装備すれば緑に代えられる。だが、製造が追いつかず、数千台の車がフィルター待ちの状態となった。メルセデス・ベンツスプリンターやアウディ、BMWなどのいくつかの車種では、数ヶ月も在庫切れが続いた。環境ゾーンを段階的に導入する理由のひとつに技術的な対応の問題があったが、それでもメーカーは対処できていない。結局、ベルリン政府は11月の半ばに特例措置を発表し、フィルターを既に注文したことを証明すれば、装着までの期間は黄ステッカーで環境ゾーン内を走行できることとした。ベルリンの車15000台とブランデンブルク州からの車6000台が対象となったが、特例措置の申請を処理する行政手続きも遅れ、路上で監視する行政担当者や警察の対応についても問題が指摘された。

 環境ゾーンの有効性自体も問われている。
 浮遊粒子状物質の排出源は、人為的なものは10%程度で、残る90%は土や耕地から風で運ばれてくる粉塵や花粉に起因していると研究がある。人為的と言っても、道路交通が中心というわけでもなく、産業や暖炉やストーブなど家庭の暖房に起因するところも大きい。環境ゾーンの導入にも関わらず各所で上限値をしばしば超え、批判的な報道が続いている。
3月にベルリン州政府が発表したところによれば、PM10に関するEUの年間上限値を3月で既に超えたという。EUの大気質指令では、規定濃度を越える日は年間35日までとしているが、3月の時点でマリーエンドルファーダムの測定所では既に35日を超え、フリードリヒスハインやシュテークリッツ、ノイケルンでも、既に30日以上上限値を超えたという。

 これに対して全ドイツ自動車クラブ(ADAC)は、会員数名で再度訴訟を起す構えだ。ADACは、日本自動車連盟(JAF)に相当する機関で、環境ゾーンは粒子状物質対策として無効であると主張し、12月に敗訴したばかりだ。

 一方、ベルリン州政府のカトリン・ロンプシャー健康・環境・消費者保護相は、有効性を疑わない。同省の報道官ディットマー氏は、考えられる要因として、まずこの冬の大寒波をあげている。東ヨーロッパからの気流が都心部に追加的に粒子状物質を運び、逆転層が生じたために対流が起らず、粒子状物質が取り除かれなかったという説である。第2の理由として、この冬に撒かれた記録的な量のすべり止め剤があげられる。異常な降雪に除雪作業が滞ったのは記憶に新しい。凍結した路面には砂利をすべり止め剤として用いるが、この冬ベルリン都市清掃公社や市民が撒いた量は3万5千トンにのぼるという。その砂利がタイヤにすり砕かれ、粉塵となって大気中にまき散らされたというのだ。冬の長いスウェーデンのストックホルムでは、同じ問題から100日は上限値を超えているという。


自治体ごとに異なる対応

 話をドイツ全体に戻すが、PM10はドイツ国内400箇所で測定されている。環境ゾーンの導入は地方自治体が管轄しており、規制の段階的な導入や特例措置など各都市で対応が異なる。

 ミュンヘン市では当初2010年からは緑のステッカーのみが走行できる予定だったが、赤のステッカーに対しても特例措置を出している。これに対し連邦環境庁(UBA)長官のヨッヘン・フラスバート氏は「ベルリンなどの大都市では、粒子状物質排出の約5割が交通に起因する。多くの環境ゾーンで拘束力を持って緑のステッカーの走行のみを許可すべきである。」と批判している。

 アーヘン市はEUの上限値を超えているが、環境ゾーンは導入しないと宣言して波紋を呼んでいる。「環境ゾーンは、手間やコストと比べて効果が低すぎる。ケルン、ハノーファー、シュトゥットガルトなどでは実際に粒子状物質が減っていない。道路交通量自体を減らすべきであり、そのために公共交通を充実させる必要がある。」同市環境担当のクラウス・マイナース氏は言う。トラックや市内バスを最新のEU基準に合ったものに代え、自転車道を隈なく整備し、ジョブ・チケット(通勤者向け割引定期券)の活用を増やすなど、環境ゾーンに代わり33の対策を準備しているという。


強化されるEUの排ガス規定

 前述のように欧州ではディーゼル車の普及率が高いこともあり、日本やアメリカに追随するかたちで規制を厳しくしてきたが、EUの排ガス基準Euro5のPM基準は、日本の新ポスト長期規制と同様の厳格な値である。しかし、2007年にはEU27カ国中ドイツを含む24カ国がPM10の上限値を越え、欧州委員会に対して達成期限の延長を求めなければならない状況である。EUでは、PM10よりもさらに微小であるPM2.5の規制にも乗り出す予定だ。そして、14年にはさらに厳格な基準Euro6の導入を予定している。各国が対応を求められるところだが、ドイツの環境ゾーンははたして適当な手段と言えるだろうか。多くの都市で緑のステッカーのみが走行するのは2013年以降の話である。
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<関連記事>
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アウトバーンA100計画が白紙撤回に?
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by yumikov | 2010-06-24 16:17 | 環境のこと

さよならSpargelzeit

ドイツで一番好きな野菜。それはシュパーゲル。ホワイトアスパラガスです。
ドイツではアスパラの主流はなんといっても白。肉厚で甘くやわらかく、缶詰のホワイトアスパラからは想像もできないおいしさ☆付け合わせでなくぜひメインに持ってきて味わいたい。
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定番は茹でたシュパーゲルとつけあわせの茹でじゃがにマヨネーズ系のオランデーズソーズをかけて食べるというもの。我が家ではシンプルに溶かしバターをかけ、きざんだ生ハムを散らす。シュパーゲルの茹で汁はとっておいて、むいたシュパーゲルの皮と苦味のある付け根部分をことこと煮て出汁をとる。これに茹でたじゃがいもを加えてつぶし、ナツメグに塩胡椒、仕上げにクレームフレッシュを落としてポタージュスープのできあがり。これが絶品で、この翌日のスープのほうがお目当てだったりする。
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今年はグリーンアスパラのほうもよく食べた。ペペロンチーノに、フラムクーヘンに、黒い森の生ハムで巻いて焼いたり、素揚げにしたり、馬路村のゆずポン酢醤油と亜麻仁油で温野菜サラダにしたり。

ドイツではシュパーゲルの収穫は6月24日までと決められている。シーズン外でもギリシャ産などが手に入るが地元産(このあたりではブランデンブルク州のベーリッツ産)のほうがお世辞抜きで俄然おいしい。今年は2ヶ月あっただろうか。シーズンが短かった気がする。残すところあと3日。過ぎ行く旬を名残り惜しんで今シーズンぜひもう一度食べておきたい。
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by yumikov | 2010-06-22 15:57 | ベルリン生活のこと

野菜とハーブに咲く花

カモミールのつぼみが今朝ひらいた。摘みたての花でお茶を飲むのが楽しみだ。

ルッコラには灰紫色の花(写真)、水菜には小さな黄色の花がついた。花が咲くと味が落ちるそうなので咲かせたくなかったのだけれど時既に遅し。種が落ちて次が生えるのを待とう。ルッコラは強い種らしくクラインガルテンにも自生しているけれど、日当たりが良すぎると苦味が強くなるらしい。どうりで。
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ところでドイツのオーガニック市場で「アジア野菜」が流行ってきているらしい。昨日もエコマルクトで"Mitsuna"を見つけて驚いた。(水菜のようですが音が濁っていませんね。)先々週にいつもの市場でチンゲンサイを発見して感動したばかりだというのに。水菜と一緒に売られていたのは「わさび風味のアジア野菜」としか表示されていなかったけど見た感じは春菊。味見させてくれたさせてくれたので少し買って来た。辛味が強いのでおひたしにでもしてみようかな。からし和えもいいな。
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それにしても野菜の生産者はまずなんでもかんでも生で食べてみるらしい。女性ばかりの有機農家Marktfrauenのひとたちはとにかくなんでもかんでも生で食べるし、その場で試させてくれる。ごぼうも生食すると聞いてお腹壊さないのかなぁとちょっと心配した。
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写真はセイヨウアサツキ(チャイブ)の花。華やかさはないけれど素朴で美しいので飾ってみた。Schnittlauch=アサツキだと思っていたけれどどうやらちょっと違う品種らしい。花がついたセイヨウアサツキはかなり固くなっていて食べるにはやっぱり不向き。トマトと一緒に植えるとアブラムシを寄せ付けないらしいので、庭から少し持ち帰ってベランダのトマトと寄せ植えにしてみよう。

ベルリンはここ1週間ほど30度にもなる夏日が続いていたから、植物もさぞかしびっくりしたことだろう。勝手なもので、どんよりした天気が続けば快晴を願い、快晴続きだと涼しさが欲しくなる。

そらまめが手に入ったのでそらまめご飯を炊いて、葉の柔らかなとんがりキャベツでキンキンに冷えたコールスローを作ったら春の匂いがした。
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by yumikov | 2010-06-12 23:40 | ベルリン生活のこと

アウトバーンが自転車専用道路に

「アウトバーンを走る」という3年越しの夢がかなった。走るといっても車でなく自転車で。

年に一度の環境フェスティバルに合わせて毎年Sternfahrt(星型走行)という自転車の祭典が行われている。会場まで19のルートがあり70箇所以上の合流地点が設けられていて、参加者は好きな場所から加わることができる。去年からは子ども専用ルートもできた。
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今年は20万人ほどが会場までの道のりを走破したそうだ。去年の倍の参加者というからすごい。フランクフルト・アン・デア・オーダーやポツダムひいてはポーランドのシュチェチンから走ってくる人もいるというからお疲れさまです!

目玉はなんといってもアウトバーン(高速道路)で、両側通行止めにして(とはいっても走るのは片側車線)自転車が走り放題。ノイケルンのインター入り口は自転車で大渋滞。アウトバーンに乗ってすぐにトンネルに入るとみんな急に飛ばしだした。自転車の「走り屋」もいて、バイクのような改造自転車でタバコをふかしながらトンネル内をジリジリリンリンパフパフと、ベルを鳴らし鳴らし並んで走行するオネエチャンオニイチャンたちがいた^^。人が密集するところで走りタバコもえらく迷惑だけど、お弁当持参しててなんだか微笑ましかった。
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このアウトバーンこそ、延長が議論されている例のA100(過去の投稿「A100を止めろ!」参照)。環境フェスティバル会場でも署名活動が行われていた。いわばアウトバーンの一般公開のようなもので、日頃立ち入ることのない場所で自転車をとめて眺めるのもこれまた楽しかった。

参加者も自転車も多彩。ウーファー積んでひとりテクノのクールなお姉さんもいれば、スピーカーを荷台にくくりつけたJumpin' Jiveでごきげんなお兄さんも。極端な”アンチ車”の人たちもいれば、反原発運動の旗、SPDのTシャツ、いろんな思想の人たちが様々にアピールしていた。緑の風船には「FAHR RAD(自転車に乗ろう)!」の文字。Fahrrad(自転車)と2重の意味。CO2のグレーの風船もユニーク。ベルリナー・ツァイトゥングによれば全裸で走行するFKKの自転車乗りもいたそう。。。キッズバイクトレーラーにチャイルドシートそしてタンデム自転車と、子どもと一緒に走るかたちもさまざま。
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トンネルを抜けるとテンペルホフ空港跡地が視界に広がってきた。電車のSバーンが走行する脇なので光景は同じだけれど、車窓から見るのとはやはりまったく違う。アウトバーンを降りてティアガルテンに入ったと思ったらすぐクーダム。KaDeWeの前を抜け虫歯教会を横目に、すっかりおのぼりさん気分。6月17日通りへと曲がり大幅に修復中のジーゲスゾイレを回ったらゴール!合流地点での待ち時間が長かったからか予定時刻を過ぎて3時になっていた。炎天下の走行はちょっとしんどいものがあったけれど、完走後のオーガニックビールはまた格別においしかった。
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今年の環境フェスティバルは2日間へと拡大。さらに15回目にして初の連邦環境省と連邦環境庁との後援つきというから、市民イベントも認められてきたものだ。環境フェスティバルについての詳細は、過去の投稿「アウトバーン経由、ペダルをこいで環境フェスティバルへ」をご覧ください。
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by yumikov | 2010-06-07 19:28 | 環境のこと

パンクの祭典とKreutziger通り

6月に入って急に夏がやってきた。待ち続けていたのにドイツの夏の到来は突然すぎていつも戸惑う。この週末はあちこちでお祭りがある。庭からの帰り道にFiesta Kreutzigaに立ち寄ってみた。毎年恒例年に一度のパンクの祭典らしく、友人に誘われたことがあったけれどこれまで逃していた。

このKreutziger通りは短いのにおもしろい。オーガニックスーパーがあるかと思えば、布団工房があり、おいしいチャバタやクロワッサンを焼くこじんまりとしたベーカリーがある。パーマカルチャーやトランジションタウンなどの市民活動をしているNPOの事務所も多い。かつての不法占拠住宅とモダンなコーポラティブハウスが並んで建っている。そのはす向かいには再生可能エネルギー100パーセント住宅を建設中。
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このカラフルなかつての不法占拠住宅を一度訪ねたことがある。友人に夕飯に招待してもらって訪ねたら、食卓を子どもも含めて15人ほどが囲んでいたのでびっくりした。20世帯ほどだったかな、ファミリーからシングルからカップルからいろんな人たちが協同で暮らしているコミュニティーだったのです。食事も当番を決めて交代で作る。加わりたくない人はもちろん別で食べていい。招かれたその日は友人のマイケが食事当番。なるほど〜。プライベート空間とキッチンやリビングなどの共有スペースとがあるけど、大家族みたいでみんな部屋は開けっぴろげだった。食後は環境NGOのマイケとハルトムート、男の子ひとりと一緒に気候変動政策国際交渉のボードゲームをした。住居の裏側は墓地になっていて緑地美しく静かな立地。その日はどこかで打ち上げる花火を屋上から眺めることができたっけ。

今日のお祭りには黒ずくめに鎖がジャラジャラ、鼻ピアスにタトゥーといった装いの人ばっかり。ステージのライブはもちろんパンク。さわやかな?家族連れじゃ場違いかしら・・・とタバコをよけつつ退散しようと思ったら、案外子ども向けイベントもありました。
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夏祭りとはまた雰囲気が違うけれど、夏を謳歌しようというのはどこでも一緒。明日の環境フェスティバルも楽しみです!
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by yumikov | 2010-06-06 07:05 | ベルリン生活のこと

緊急!原発アラーム

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ノルトライン=ヴェストファーレン州議会選挙前に120キロメートルの人間の鎖を作り、ドイツ国民が脱原発への強い民意を示したのはまだ記憶に新しいですが(過去の投稿「10万人の人間の鎖」参照)、注目されていた選挙結果がドイツの原発政策をふたたび脱原発へと向かわせたかというとそう簡単な話でもありません。原子力発電所を多くかかえる南のほうのヘッセン州、バーデン=ヴュルテンベルク州、バイエル州などは経済的理由から延長を望んでおり政府内でも意見が対立しているし、原子力法で定められた脱原発の政策を変更するのに連邦参議院の承認が必要かどうかでもめているようです。

メルケル首相は夏に入る前に原発運転期間延長の交渉を済ませたい意向です。連邦参議院が開かれる6月4日には、環境省と首相府は承認の必要の有無について法的な説明が必要とされます。そのため、首相は今日と明日にCDU/CSUの州首相との会合を持つことになりました。法改正に関わることなので簡単に政策を変更することができないようですが、変える必要もないことです。
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ということで、今日と明日と首相府前で緊急集会が開かれることになりました。
ぎりぎり呼びかけメールに気づいたので間に合いました。警笛を鳴らすために笛でもラッパでもお鍋でも持っといでということで、マラカスと鈴で参戦です。耳栓もあるとイイヨということでしたが、この子はヘッドフォンして参加。ちょっとうるさい音楽会ってところかな?
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3日前の呼びかけでここまで人を集めたNGOの力には感心。
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放射性廃棄物の貯蔵&輸送キャスクにみたてたドラム缶を子どもたちがごーろごろ。アクションのユニークさにまた感心。韻を踏んだシュプレヒコールに大盛り上がり。ツーリストが多い連邦議会議事堂前では英語でデモのアナウンス。旗振り役の臨機応変さとユーモアにまたまた感心。夕方なので仕事帰りに立ち寄った人が多かったのか自転車での参加率高し。息子も初めて自分の足でデモ行進に参加。絶好のデモ日和でした。

明朝もあるので早起きできそうな人は7時半に首相府前に集合!です。
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by yumikov | 2010-06-04 06:25 | 環境のこと

受け継がれるか老舗エコマーケットのスピリッツ

Wedding地区にあるレオポルド広場の市場は1991年に始まった老舗ともいえるエコマーケットで、有名なコルビッツ広場のエコマーケットのお手本ともなった先駆けである。これがお役所と教会との契約で通常の市場と2010年に入って合併させられ、結果として消えてしまったという。これまで10軒の有機農家が市を出していたのが今では3軒に減ったそうだ。オーガニック専門業者として認知されることがそれだけ生き残りに重要ということらしい。
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このレオポルド広場の市場の主催者であったChristoph Ebeling氏がめげずに立ち上げたのがザマリーター通りのエコマーケット。先週金曜にオープンした。初日のこの日は生バンドによる音楽あり、子供向けの羊小屋あり、ポニーの乗馬コーナーありのお祭り。良くも悪くもやっぱりこの地域らしい人々が集まっている。
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市場は1890年代に建てられたザマリーター教会の前で開かれる。教会周辺は豪奢なアルトバウが立ち並び、フリードリヒスハインにしては街並みも道路も綺麗な界隈。カフェやレストランも多いが、観光客が増えたフランクフルターアレーの南側のジーモン=ダッハ界隈ともまた違った雰囲気がある。市場が立つすぐ南にあるリーガー通りにはかつての不法占拠住宅が多く廃墟のような建物に横断幕があちこち見られる。黒ずくめのパンクの人々が日中からたむろすのであまり治安がいいように見えないが、よく整備された公園や幼稚園も多く案外若いファミリーも多く住む。
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1ブロックの両側を使っただけのとっても小規模な市だが、野菜にパンにチーズに肉に花に基本的に必要なものは揃いそう。ただ、土曜に近くのボックスハーゲナー広場で開かれる大きな市では有機農家のスタンドがこのエコマーケットよりたくさん出ているし、そこでオーガニックのものを買い揃える人も少なくない。オーガニック限定にこだわる必要があるのだろうか?レオポルド広場の業者は、固定客はこれまで通り来てくれるだろうが新しい顧客を得るのはオーガニックとそうでないものが混在した市場では不利だとしている。

私はビオブームが来て数年たった今、消費者もだいぶ目が肥えて来ていると思う。オーガニックだったらなんでもいいという人もなかにはいるだろうが、信頼できる認証制度で認可されたブランドや、地元産のもの、気に入った生産者などこだわりは十人十色だと思う。ビオスーパーもあたりにたくさんある。「エコ」限定市場にこだわらずとも、信頼さえ得られればおのずと顧客はついてくるのでは。徒歩圏内にエコマーケットができたことで選択肢が広がったのはうれしい。応援するためにも折をみては買い物をするようにしよう。

先週まぁまぁ天候に恵まれたベルリンも週明けにはまたどんより模様。
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by yumikov | 2010-06-01 15:59 | 環境のこと

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