ベルリンからローカルな環境政策や草の根NGO・市民活動、サステナブルな暮らしなどをレポート。
by yumikov
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子連れで街を移動する
赤ちゃんが生まれてから実にたくさんの郵便物が届きます。やれ、育児手当ての申請やら、保健局の自宅訪問通知やら。ちなみに、赤ちゃん本人宛に最初に届いた郵便物は納税者番号の通知でした・・・。さすが、ドイツ。
そんななか、ベルリン工科大学からもハガキが届きました。ここ数か月に子どもが生まれたお母さんが対象で、日常の移動方法についてのアンケート。車や徒歩、自転車そして公共交通機関での移動の頻度や、環境に配慮した移動方法を意識しているか否か、などが主な質問事項でした。
協力いただける方には電話でさらに詳しく聞きたいとあったので、返送しておきました。すると、数日後にベルリンのモビリティに関するパンフレットがたくさん送られてきたのでした。ベルリン市内の公共交通機関の路線網や、カーシャアリングのパンフレット、ベルリンの壁跡沿いのサイクリングロードのパンフレット、バリアフリーの情報などなど。なんだか、宿題を渡された気分でした(笑)。 それももう2ヶ月ほど前の話だったと思うのですが、忘れたころに昨日電話がかかってきました。
ハガキの回答の確認のほか、現在の移動方法の中心はなにか、さらに昨日と一昨日の移動距離と移動方法について、移動目的と所要時間について事細かに訊かれました。送付したパンフレットで役立った情報はなにか?とも訊かれたのですが、もう忘れちゃってました。ただ、ベルリンの旧東側だけに走るトラムの路線網は、通常無料で配布されていないので、とっても役立っています。 このPro Klima Berlinは、「持続可能な消費」をテーマとしたキャンペーンで、ベルリン工科大学がベルリン州健康・環境・消費者保護庁との協働で実施している研究プロジェクトの一環だそうです。
最近赤ちゃんが生まれたお母さんが対象ということだったので、ベビーカーでの移動のしやすさなどが問われるのかと思っていたら、特にそういった内容ではありませんでした。今回の調査で、安全で快適かつ温暖化対策につながる移動がしやすい街づくりに協力できたのかもれないと思う半面、ベルリンに長期的に住む可能性のある比較的若い層のファミリーを対象に、環境に配慮した移動について考えてもらうための市民教育なのだろうなと思いました。
ところで、私たちはまだベビーカーを持っていません。これまでどこへ行くのも抱っこ紐です。なので赤ちゃん連れだからと言って機動性に欠けるということはありません。ただ、移動方法は自転車から公共交通機関へと大きく変わりました。そして夏が来て、抱っこだと汗びっしょりになってしまうし、重さが腰にも負担になってきたので、そろそろベビーカーを導入しようと思っているところです。日常では大体トラムしか利用しないので、ベビーカーでの乗車はあまり問題ありません。ただ、これがSバーンや地下鉄、バスに乗り継ぐとなるとやっぱり、乗り換え駅にエレベーターがあるかどうか、が気になってきます。ドイツのベビーカーは平気で15キロくらいしますから、赤ちゃんを乗せてひとりで持ち上げるなど不可能です。
ときに、ベルリンでは今、電車移動の中核を担うSバーンが不規則な運行をしていて、街での移動は混乱気味です。なんでも、ベルリン交通公社がSバーンの定期点検を怠ったのが発覚し、そのつけがまわって11月までの間に運行ダイヤを3分の1に減らして、まとめて点検をするのだというのだから情けない話です。
市民の車利用を減らすには、公共交通機関の便をよくして利用しやすくするほかありません。バリアフリーの駅を増やすのはもちろんだけれど、壊れたエレベーターは迅速に修理するのは当たり前、通常ダイヤで安定して走らせるというのは大前提ですね。
そんななか、ベルリン工科大学からもハガキが届きました。ここ数か月に子どもが生まれたお母さんが対象で、日常の移動方法についてのアンケート。車や徒歩、自転車そして公共交通機関での移動の頻度や、環境に配慮した移動方法を意識しているか否か、などが主な質問事項でした。
協力いただける方には電話でさらに詳しく聞きたいとあったので、返送しておきました。すると、数日後にベルリンのモビリティに関するパンフレットがたくさん送られてきたのでした。ベルリン市内の公共交通機関の路線網や、カーシャアリングのパンフレット、ベルリンの壁跡沿いのサイクリングロードのパンフレット、バリアフリーの情報などなど。なんだか、宿題を渡された気分でした(笑)。
ハガキの回答の確認のほか、現在の移動方法の中心はなにか、さらに昨日と一昨日の移動距離と移動方法について、移動目的と所要時間について事細かに訊かれました。送付したパンフレットで役立った情報はなにか?とも訊かれたのですが、もう忘れちゃってました。ただ、ベルリンの旧東側だけに走るトラムの路線網は、通常無料で配布されていないので、とっても役立っています。
最近赤ちゃんが生まれたお母さんが対象ということだったので、ベビーカーでの移動のしやすさなどが問われるのかと思っていたら、特にそういった内容ではありませんでした。今回の調査で、安全で快適かつ温暖化対策につながる移動がしやすい街づくりに協力できたのかもれないと思う半面、ベルリンに長期的に住む可能性のある比較的若い層のファミリーを対象に、環境に配慮した移動について考えてもらうための市民教育なのだろうなと思いました。
ところで、私たちはまだベビーカーを持っていません。これまでどこへ行くのも抱っこ紐です。なので赤ちゃん連れだからと言って機動性に欠けるということはありません。ただ、移動方法は自転車から公共交通機関へと大きく変わりました。そして夏が来て、抱っこだと汗びっしょりになってしまうし、重さが腰にも負担になってきたので、そろそろベビーカーを導入しようと思っているところです。日常では大体トラムしか利用しないので、ベビーカーでの乗車はあまり問題ありません。ただ、これがSバーンや地下鉄、バスに乗り継ぐとなるとやっぱり、乗り換え駅にエレベーターがあるかどうか、が気になってきます。ドイツのベビーカーは平気で15キロくらいしますから、赤ちゃんを乗せてひとりで持ち上げるなど不可能です。
ときに、ベルリンでは今、電車移動の中核を担うSバーンが不規則な運行をしていて、街での移動は混乱気味です。なんでも、ベルリン交通公社がSバーンの定期点検を怠ったのが発覚し、そのつけがまわって11月までの間に運行ダイヤを3分の1に減らして、まとめて点検をするのだというのだから情けない話です。
市民の車利用を減らすには、公共交通機関の便をよくして利用しやすくするほかありません。バリアフリーの駅を増やすのはもちろんだけれど、壊れたエレベーターは迅速に修理するのは当たり前、通常ダイヤで安定して走らせるというのは大前提ですね。
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| 2009-07-24 18:09
| 環境のこと
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月刊環境情報紙グローバルネットにて”ベルリン発サステナブルライフ考”連載中。(2010年5月号〜)
NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)のドイツ地域レポーターをやっています。
ご意見・感想、叱咤激励もお気軽に。
email: yumikov (at) excite.co.jp
写真・記事等、転載ご希望の際はご一報ください。copyright©2007 yumikov all rights reserved.
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